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ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One」、三菱ふそうトラック・バス㈱のSuper Great Vにオプション装着開始【日本ミシュランタイヤ】

2016年11月2日

日本ミシュランタイヤ㈱(新宿区、代表取締役社長:ポール・ペリニオ)は、同社のワイドシングルタイヤ、「MICHELIN X One(ミシュラン エックスワン)」が三菱ふそうトラック・バス㈱のSuper Great V(型式FU:6X2後2軸)へのオプション装着タイヤに採用されたことをお知らせします。

この内容は2016年11月1日、三菱ふそうトラック・バス㈱の主催する燃費合戦表彰式にて発表されています。当該車両は燃費性能を極限まで磨きあげ、「経済性」、「環境性」、「安定性」3つを高く評価されている大型トラックです。

「MICHELIN X One」は、トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするというコンセプトで、1車軸当たり約100kg※1の軽量化を達成し、車両の輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤで、燃費効率にも優れたタイヤです。また、駆動軸にも使用できるということにより、輸送業界で注目を集めています。

オプション可能タイヤは、455/55R22.5 XZY3 です。このオプション装着は、全国の三菱ふそうトラック・バス株式会社の販売店で、12月初旬より発注可能です。


*タイヤ画像 「MICHELIN X One」


<装着タイヤの概要>


*車両画像 「 Super Great V(FU)」


(参考資料)
「MICHELIN X One」はトレーラー用としてだけでなく強大なトルクのかかる駆動軸用としても使用されることを前提に設計された、ミシュランが誇るプレミアムワイドシングルタイヤシリーズです※2。ダブルタイヤをシングル化することで以下のような効果を実現します。

1.積載効率大幅向上によるトラックユーザーの運行経費削減 :
「MICHELIN X One」の455/55R22.5サイズは、日本市場で最も一般的な大型トラック用ダブルタイヤのサイズ11R22.5と外径がほぼ同じで、かつ日本の法律上最大値とされる車軸当たり10トンの耐荷重能力を持ちます。11R22.5 のダブルタイヤ仕様と比べ大幅に軽量化でき、積載可能重量を拡大することが可能になります。積載効率の向上は、同重量の輸送に必要なトラック便数の削減につながります(軽量化のイメージ画像参照)。

2.環境負荷低減 :
サイドウォールがダブルタイヤの4枚からワイドシングルタイヤの2枚に減ることにより、回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減すると同時に、軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが発進・加速時の慣性力を低減。この二つの効果により車両の燃料消費量の節約に貢献します。さらに、タイヤを2本から1本に減らすことによって廃棄されるタイヤも減り、環境負荷低減を可能にします。

3.車両の安全性向上 :
左右タイヤ間距離(輪距)を拡大できるため車両の走行安定性が向上し、車両の低重心化も可能となり、安全性向上に貢献します(走行安定性・車両低重心化のイメージイラスト参照)。

4.車両設計の自由度拡大と生産性向上 :
ダブルタイヤ仕様と比較しタイヤ・ホイールユニット総幅が縮小されるため、左右タイヤ間距離が増大しシャシー設計の自由度が拡大します。また、シングル化により部品点数が減り車両の生産性も高められます。



※1 11R22.5スチールホイール装着ダブルタイヤとの比較になります(ミシュラン調べ)。
※2 「MICHELIN X One」シリーズには駆動軸用タイヤ以外のラインナップもあります。








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