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シンガポールでの溶液重合法スチレンブタジエンゴムプラント第2系列建設決定について【旭化成ケミカルズ】

2011年12月21日

旭化成ケミカルズ㈱(本社:東京都千代田区、社長:坂本 正樹)は、このたび、シンガポールにおいて溶液重合法スチレンブタジエンゴム(以下、S-SBR)製造プラントの第2系列を建設することを決定しましたので、お知らせいたします。

1. 経緯

当社は、中期経営計画「For Tomorrow 2015」において省燃費型高性能タイヤ用S-SBR事業をグローバルリーディング事業と位置付け、積極的な設備投資による事業拡大を図っています。この一環として当社では、シンガポールにおいてS-SBR製造プラントの第1系列(年産5万トン)の建設に着手しており、現在、2013年5月の稼動開始に向け順調に工事が進んでいます。S-SBRについては、今後も更なる需要拡大が見込めることから、顧客ニーズに応えた供給体制の拡充を図るべく、このたび、第1系列の隣接地に年産5万トンの第2系列を建設することを決定しました。
当社では、今後も需要の拡大に合わせてS-SBRの更なる能力増強の検討を進め、省燃費型高性能タイヤ用S-SBR分野において世界No.1の地位を確立していきます。

2. 第2系列の計画概要

(1) 立地 :
シンガポール ジュロン島内 テンブス地区

(2) 生産能力 :
年産5万トン(第1系列 年産5万トン)

(3) 生産品目 :
省燃費型高性能タイヤ用S-SBR

(4) 製法 :
溶液重合法

(5) 稼動予定 :
2015年1月(第1系列 2013年5月)

<ご参考>
(1) 当社の合成ゴム事業について










(2) S-SBRについて

SBRは、ブタジエンとスチレンを主原料とする合成ゴムで、中でもタイヤの安全性能を確保しつつ省燃費性能を同時に向上させるS-SBRは、省燃費型高性能タイヤに最適な材料として、需要が急速に拡大しています。当社の連続重合プロセスによる変性S-SBRは、安全性能、省燃費性能に加え、耐摩耗性能も含めてタイヤ性能バランス向上に最適な材料として、顧客である国内外のタイヤメーカーから高い評価を頂いています。


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