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日本国内で自動運転のシステム開発を加速【ボッシュ】
2016年9月28日
ボッシュ、日本国内で自動運転のシステム開発を加速
自動運転開発に新たなテスト車両を投入
● 日本国内で開発された自動運転向けテスト車両を初公開
● 日本の自動車メーカーへシステム開発のサポートをするための新組織システム開発部門を設立
● 既存の組織の枠を超えた包括的なアプローチ
東京 – ボッシュ㈱は、日本国内での自動運転の開発を加速させるために、開発を進めている自動運転用のテスト車両を初公開しました。また今後、自動運転などのシステム開発力を強化するために、既存の組織の枠を超えて開発に取り組む新組織、システム開発部門を日本国内に設立しました。
日本国内で開発されたテスト車両を初公開
ボッシュは、現在ドイツ、アメリカ、日本の3拠点で自動運転の開発を行っています。ボッシュは、自動運転によって、より安全で効率的な交通を実現したいと考えており、ドイツ、アメリカにおける開発では、すでに複数のテスト車両が10,000km以上を問題なく走行しています。そしてこの度、ボッシュの自動運転開発に日本国内で開発された新たなテスト車両が加わりました。このテスト車両は、高速道路においてドライバーの監視がない状態で車両が自動で走行するハイウェイパイロットの実現に向けて開発されています。日本では、2015年10月より公道での走行試験を開始し、ハイウェイパイロットの発展に取り組んでおり、日本における開発には、左側通行や日本独特の複雑な交通状況から得られる自動運転のための貴重な洞察が期待されています。
先進技術のための組織システム開発部門設立、システム開発力を強化
ボッシュは、これまで各製品の性能向上に取り組んでおり、着実な成果をあげてきました。今後も、そのアプローチの重要性は変わりません。しかし同時に、自動運転のような先進技術を実現するためには、各製品の連携を考慮したシステム開発が重要であるとボッシュは考えています。こうした背景により、ボッシュはシステム開発に特化した新組織、システム開発部門を日本国内に設立しました。システム開発部門は、現在60名以上の様々な知識や経験を持ったエンジニアで構成されており、これらのエンジニアは製品ごとに存在する既存の組織の枠組みを超えたひとつのユニットとして、システム開発に取り組むことが可能になります。システム開発部門の新設により、ボッシュは日本の自動車メーカーに対して、より広範な開発のサポートを提供し、より良いパートナーとなることを目指しています。
日本のボッシュ・グループ概要
日本のボッシュはボッシュ㈱、ボッシュ・レックスロス㈱、ボッシュ パッケージングテクノロジー㈱その他の関係会社から構成されます。ボッシュ㈱は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービスの業務を展開し、また自動車用補修パーツや電動工具も取り扱っています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器技術に貢献しています。ボッシュ パッケージングテクノロジーは包装機械メーカーおよびインスペクション・テクノロジーの開発を行う会社です。さらにボッシュセキュリティシステムズ株式会社は、人命や建築物、財産などを守る製品とソリューションの提供を主要な事業としています。2015年の日本のボッシュ・グループの第三者連結売上高は約2,700億円で、従業員数は約6,600人です。
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2015年の従業員数は約375,000人(2015年12月31日現在)、売上高は706億ユーロ(約9.5兆円*)となっています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業を展開しています。この開発・製造・販売のグローバルネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤となっています。2015年に ボッシュは全世界で約5,400件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて人々の生活の質を向上します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。
ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。
*2015年の平均為替レート(1EURO=134.3円)で換算
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
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