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56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「メディ オキナワ」引き渡し【三井造船】

2011年12月7日

−大容積貨物艙(70,000m3)を持つ「三井の56」の135隻目竣工−

三井造船㈱(社長:加藤 泰彦)は、千葉事業所にて建造中でありましたパナマ国、ティーアンドエム マリタイム社(T&M MARITIME S.A)向け56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「メディ オキナワ」(MEDI OKINAWA、当社第1786番船)をこのほど完成し、本日同事業所にて引き渡しました。

本船は、70,000m3 を超える大容積貨物艙を有した56,000重量トン型ハンディマックスバルカーであり、同型船135隻目の竣工となります。

本シリーズは、「三井の56」としてマーケットにおいて高い評価を得て、竣工済を含め170隻を超える受注を達成しています。

主要目

特長

1. 新しい規則である国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用することにより、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を実現している。以下の「56BC」の特長を引き継いで設計されている。
①扱いやすいサイズの載貨重量56,000トン
②国内外の港湾に配慮した全長及び喫水がもたらす汎用性
③優れた推進性能に基づく低燃費性能

2. 5つのホールド(貨物艙)を持ち、本船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備している。

3. 本船は、荷役効率を重視するとともに、多種多様な貨物を積めるよう強度・配置を計画している。
①ハッチオープニングに関しては、長さ/幅ともこのクラスでは、最大級である。
②貨物艙は、長尺パイプを余裕を持って積載できる様、十分な長さを有している。
③貨物艙強度もホットコイル等の重量物に対応できるよう十分に配慮している。

4. 主機関には軽量・コンパクト・高出力でMARPOL NOx排出規制を満たした三井-MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC-Cを搭載し、運航スケジュールにフレキシブルに対応できる余裕のある馬力設定(常用出力=約75%最大出力)としながら、常用出力にて低燃費を実現するために最適なマッチングとしている。

5. 海洋環境保護のため、航海中のバラスト水の交換を可能としている。

6. 発電機関もMARPOL NOx排出規制を満たしている。


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