ニュース

SUPER GT第4戦菅生にて2台のAudi R8 LMSが善戦【アウディ ジャパン】

2016年7月25日

Audi Team Hitotsuyamaは予選7位から好走を見せるもマシントラブルでリタイヤ
Team TAISAN SARDは予選16位から粘り強く走り続け19位完走を果たす

アウディ ジャパン㈱(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は新型Audi R8 LMSでSUPER GTのGT300クラスに挑戦するカスタマー(プライベート)チームを支援しています。第3戦オートポリスが熊本地震の影響で中止となったため約2ヶ月半のブランクをおいて、予選7月23日、決勝7月24日にスポーツランドSUGO(宮城県)でSUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」が開催されました。#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN SARD(チーム タイサン サード)の2 チームが新型Audi R8 LMSで参戦しました。

Audi Team Hitotsuyamaは、2012年よりAudi R8 LMSでGT300クラスに挑戦を続けており、ドライバーは昨年と同じくリチャード ライアン選手と藤井誠暢選手がコンビを組みます。今年はマシンも市販モデルのフルモデルチェンジに合わせて新型に、またタイヤメーカーもダンロップへと変更になり新体制でレースに望んでいます。予選は好位置の7番手グリッドを獲得。300kmを走る決勝では第1スティントを藤井選手が担当。スタート時には6位にポジションをアップ、一時は4位にまで順位をあげるなど好走を見せました。ピットストップ後、第2スティントを担当するリチャード ライアン選手も、順調に周回を重ねていましたが、40周目にドライブシャフトのトラブルでリタイヤを余儀なくされました。

Audi Team Hitotsuyama 一ツ山亮次チーム代表のコメント
「リタイヤの原因は左のドライブシャフトの破損です。原因究明はこれからですが、菅生は縁石が高くマシンにとてもストレスのかかるサーキットなのでそれが理由かもしれません。表彰台も狙えるいい展開だっただけに残念ですが、決勝重視の硬めのタイヤで予選上位に入り、決勝もライバル勢と遜色ない走りができることがわかりました。約2ヶ月半のあいだに2回の公式テストがあり、そこでかなりマシンのセッティングも進み、タイヤの使い方もわかってきました。チームとしてはいまとてもいい状況にありますので、次戦の富士ではいいレースを見せたいと思います」

藤井誠暢選手のコメント
「これまで予選では柔らかめのタイヤでなんとかタイムを出している状況で、決勝は苦戦する場面が多くありました。今回テストを重ねて予選の速さと決勝でのロング(長距離)の良さの両方をもったタイヤを手に入れることができました。決勝も自信をもって走ることができ、スタート時には狙いどおり1つ前のBMWを追い抜いて、予想以上にいいラップで周回を重ねることができ、表彰台の手応えも感じたレースでした。今回のトラブルは残念でしたが、次の富士にもチャンスはあると思っています」

リチャード ライアン選手のコメント
「マシンコンディションはとても良く、第2スティントでもすぐに順位をあげることができました。40周くらいの長い距離を走らなければならないことはわかっていたので、タイヤをいたわりつつペースをキープしようと思っていましたし、いまのマシンではそれも簡単なことだと感じていました。6周くらいを走ったところで、突然トラブルがでてリタイヤになってしまいましたが、チームもマシンもタイヤも状況はとてもいい。次の富士では入賞、そして表彰台を狙っていきたいと思います」

Team TAISAN SARDは、昨シーズンはいったんレース活動を休止していたタイサンが復活を遂げ、現在GT500クラスにも参戦しているサードとタッグを組むという、日本のレース界を牽引してきた伝説的な2チームのコラボレーションによって生まれた新チームです。マシンのゼッケンナンバーはタイサン伝統の#26を使用。ドライバーはベテランの密山祥吾選手と今年SUPER GT初参戦となる元嶋佑弥選手のコンビで、ヨコハマタイヤとパートナーを組みます。開幕戦の岡山には新型のAudi R8 LMSが間に合わず旧型でのエントリーとなったTeam TAISAN SARDですが、前戦の富士より新型で参戦しています。

チームとしては初挑戦となる菅生では、予選は惜しくもQ1を通過することができず16位。決勝はタイヤトラブルに見舞われながらも密山選手が第1スティントを粘り強く走り切り、第2スティントはルーキー元嶋選手がトップチームと遜色ないラップタイムで周回を重ね、19位完走となっています。

Team TAISAN SARD 近藤尚史チーム監督のコメント
「スタート直後にタイヤの内圧が上がってこないというトラブルに見舞われて、第1スティントは厳しい展開になりました。これから原因を追究して次につなげていきます。第2スティントでは別のタイヤを選択したのですが、トップチームと同等のタイムで周回できていたので感触は悪くありません。チームとしてはまだデータが足りない中で、レースもテストの1つとして取り組みいろいろ試している状況です。次の富士は前回のデータもありますし、その次の鈴鹿にも照準を合わせてやっていきます」

密山祥吾選手のコメント
「メカニックが頑張ってくれて、マシンのバランスは良い状況でした。今回の決勝は自信があったのですが、タイヤのトラブルでスピードをあげることができませんでした。ただ初めての菅生でいいペースで走れることがわかりましたし、マシンもどんどん仕上がってきています。アウディファンの方に悔しい思いをさせてしまっていますが、次こそいいレースを見せたいと思います」

元嶋佑弥選手のコメント
「前回の合同テストを経てマシンのセッティングは良くなってきました。タイヤをいたわりながらも、いいタイムで周回することができました。ただ途中でドライブスルーペナルティをもらってしまったのが悔やまれます。個人的には予選で思い通りの走りができなかったことも課題ですし、これからは細かいミスを減らしながら、できるだけ早くポイント争いに絡んでいきたいと思っています」

次戦のSUPER GT第5戦は8月6 – 7日、富士スピードウェイにて開催予定です。

アウディはコーポレートモータースポーツとして、ハイブリッドレーシングカー Audi R18でルマン24時間レースをはじめとする世界耐久選手権(WEC)と、Audi RS 5 DTMでDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しています。またカスタマーモータースポーツとしてGT3レースカーAudi R8 LMS を世界中のプライベートチームに供給するなど、幅広いモータースポーツ活動を通じ、今後も革新、洗練と並びブランドDNAのひとつであるスポーツイメージを高めてまいります。









アウディ ジャパン株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#アウディ ジャパン
#モータースポーツ
#2016年7月25日