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LPG運搬船「DORSET」の引き渡し【川崎重工業】

2011年11月30日


川崎重工は、11月30日にXING LONG MARITIME S.A.(シン ロン マリタイム エス エー)向けLPG運搬船「DORSET(ドーセット)」(当社第1643番船)を引き渡しました。

本船は、当社がこれまで建造したLPG運搬船として48隻目にあたり、同型船としては9隻目となります。

本船の引渡、主要目ならびに特長は次のとおりです。

引渡

2011年11月30日

主要目

全長
226.00メートル

長さ(垂線間長)
222.00メートル

幅(型)
37.20メートル

深さ(型)
21.00メートル

満載喫水(型)
11.20メートル

総トン数
45,812トン

載貨重量
53,076トン

貨物タンク容積
80,203m3

主機関
川崎-MAN B&W 7S60MC-C7型ディーゼル機関×1基
連続最大出力14,000kW×94回転/分

航海速力
約16.95ノット

定員
27名

船級
日本海事協会(NK)

船籍
リベリア

特長

1) 本船は、当社が開発した新船首形状(SEA-ARROW)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波の抵抗を極限まで減少させています。更に省エネルギー装置として川崎フィン付ラダーバルブを採用し、推進性能の向上を図っています。

2) 省燃費型の超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル主機関を採用し、推進性能の向上と合わせて、燃料消費量を低減させています。

3) 低温で液化された石油ガスを積載するため、船体とは独立し、低温収縮を吸収できる独立型貨物タンクを4区画の船倉内にそれぞれ1基ずつ設けています。

4) 貨物タンクは、-46℃までの低温液化石油ガスを積載することができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲には発泡ウレタンを用いた防熱を施工しています。

5) 燃料油タンクを二重船殻構造とすることで、万一の際の海洋汚染防止対策を施し、環境に配慮した船としています


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