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リチウムイオン電池急速充電実験キット発売開始【ゼットエムピー】

2011年12月5日

~電池の充電の仕組みを基礎から学べるテキスト付属。 バッテリシステムの研究開発に~

リチウムイオン電池実験キット(左)/急速充電器(右)


㈱ゼットエムピー(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)は本日、リチウムイオン電池急速充電実験キットをリリース致しました。
本実験キットは、リチウムイオン電池と2種類の充電器(急速タイプ、通常タイプ)と、インバータ、バッテリマネジメントシステム(BMS)、モニタリングソフトウェアから構成され、充電の仕組みが学習できるテキストが付属しています。急速充電器では、起動力を確認しつつ充電を行うため、通常の充電器より多くの電流を流すことができます。また、充電の終止電圧を早く検出することができるため、過充電を防ぐことができ、電池へのダメージを抑えることが可能です。付属のテキストには、電池の充電の仕組みの基礎、その応用としての急速充電方法が説明されています。
近年、電気自動車への搭載やスマートグリッドなどへの応用など、リチウムイオン電池が注目されております。弊社では、リチウムイオン電池の仕組みや運用方法を学べるリチウムイオン電池実験キット「e-nuvo BMS」を展開してまいりましたが、本実験キットにより、充電の仕組みのさらなる理解が期待できます。「リチウムイオン電池急速充電実験キット」は、価格85万円(税別)にて、本日より受注を開始いたします。また、すでにリチウムイオン電池をお持ちの方向けの急速充電器と学習テキストによる「急速充電実験キット」は、価格40万円(税別)で、本日より受注を開始いたします。

リチウムイオン実験急速充電実験キット
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/bms.html#qc

特徴

・ リチウムイオン電池、充電器(急速タイプ)、充電器(通常タイプ)、インバータ、BMSをワンセットで提供。
・ 電池の仕組み、充電の仕組みについての学習テキストを付属。
・ 充放電状態・温度・SOC(State Of Charge)の監視、エラーの検知と動作、といったBMSの働きの確認が可能

急速充電のイメージ
通常の充電(上段)/急速充電(下段)

学習テキスト目次

1. リチウムイオン充電理論
参考1. 鉛電池の充電理論
参考2. ニッケル水素電池の電池反応と反応速度

2.急速充電方式の原理
附2. 急速充電の過度特性

3. 充電シミュレーション
附3-1. CC-CVと急速充電

4. パック電池の充電システム
附4-1. 電池容量の推定方法
附4-2. 電池の内部インピーダンス

主な仕様

バッテリ : リチウムイオンバッテリ
総電圧 : 25.9V(3.7V、16Ah × 7セル)
充電器(急速タイプ) : 充電電流25A 充電時間約40分
充電器(通常タイプ) : 充電電流10A、充電時間 約2時間
インバータ出力電圧 : 100V
通信 : CAN(USBポート)

価格

リチウムイオン電池急速充電実験キット e-nuvo BMS-QC 85万円(税別)
<内容>
・ リチウムイオン電池
・ 充電器(急速タイプ)
・ 充電器(通常タイプ)
・ インバータ
・ アプリケーションCD
・ USB-CAN変換ケーブル
・ 学習テキスト

急速充電実験キット e-nuvo QC 40万円(税別)
<内容>
・ 充電器(急速タイプ)
・ 学習テキスト


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