「ガソリン噴射システム」分野において、フォルクスワーゲンの戦略パートナープログラム“FAST”に選定【日立オートモティブシステムズ】

2016年6月22日

日立オートモティブシステムズ㈱（社長執行役員&CEO：関秀明／以下、日立オートモティブシステムズ）はこのたび、フォルクスワーゲン社（Volkswagen AG、CEO: Matthias Müller／以下、VW）のFAST（Future Automotive Supply Tracks）プログラムにて、「ガソリン噴射システム」分野の戦略パートナーに選定されました。

FASTは、VWが取引関係にある各サプライヤーとの関係を強化し、新製品開発において技術イノベーションとグローバル展開を加速することを目的に、2015年2月に立ち上げた戦略パートナーのプログラムです。製品力をはじめ、開発力、グローバルフットプリント、企業活動の透明性などの評価項目を基に、サプライヤーがFASTに選定されます。FASTに選定されたサプライヤーは、各分野の優先サプライヤーとして、VWの新製品開発に初期段階から加わることが可能となります。
これまでに61分野において55社のグローバルサプライヤーが選定されており、日立オートモティブシステムズはこれまでVWに対して高品質・高信頼な筒内噴射エンジンシステムを供給してきた実績が評価され、「ガソリン噴射システム」分野において選定されました。当社をはじめ、FASTに選定されたサプライヤー55社は、今月1日にドイツ・ベルリンで開催されたVWの戦略会議「FASTサミット」に集い、VWのイノベーションとグローバリゼーションの方針を共有しました。

日立オートモティブシステムズは、優位性のあるメカトロニクス技術や制御技術などを生かし、環境保全や交通事故撲滅に向けて貢献する自動車機器システムを開発・供給しています。なかでも世界自動車市場において90%以上を占める内燃機関のパワートレイン向けには、CO₂排出低減に有効な筒内噴射エンジンシステムや、各国の排気ガス規制に対応したMPI（マルチポイントインジェクション）システムなど、エンジンの高効率化に貢献するエンジンマネジメントシステムを提供しています。
今回、VWのFASTに選定されたことを契機に、欧州における高機能システムのさらなる普及をめざすとともに、環境保全に貢献していきます。

FAST証明書