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「人とくるまのテクノロジー展2016 名古屋」に出展【トヨタ車体】
2016年6月21日
トヨタ車体㈱(本社:愛知県刈谷市 取締役社長:増井 敬二)は、2016年6月29日(水)から7月1日(金)までポートメッセなごや・名古屋市国際展示場(名古屋市港区)で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノジー展2016 名古屋」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展し、福祉ならびに環境に関する製品・技術を中心に、トヨタ車体の技術力を紹介します。
また、(公社)自動車技術会主催の特別企画「超小型モビリティの試乗」コーナーにも参加し、超小型EV「コムス」の体験試乗を行います。
【ブースイメージ】
展示場所 : 小間番号34
福祉分野では、昨年12月よりトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)のシエンタ、ポルテなどのウェルキャブに新設定された「助手席回転チルトシート」(ユニット)を展示します。このシートは、さまざまなお客様にご利用いただけるよう“普通のクルマ化”をキーワードに、トヨタとともに開発。
座面の前側を下げることで乗降性が向上するとともに、乗降に必要なスペースを縮小し、駐車場での乗り降りを容易としただけでなく、ベース車と同等の乗り心地を追求しています。
環境分野では、トヨタの燃料電池自動車“MIRAI”の燃料電池スタック*1の空気極側流路を構成する基幹部品として、当社の超精密・高速プレス加工技術を用いてトヨタとともに開発した、発電効率を飛躍的に高める3次元的な微細格子構造を持つ部品「3Dファインメッシュ流路」と、自動車の軽量化と森林の再生につなげることをねらいに、間伐材(スギ)を強化繊維として利用し、熱可塑性樹脂*2と組み合わせた難燃性射出材料「TABWD/タブウッド」を展示します。TABWDはアルファード ハイブリッド車などのエンジンルーム内のワイヤーハーネスプロテクター*3として採用されています。
トヨタ車体はこれからも、世界中のお客様の生活を支え続ける“もっといいクルマづくり”によるお客様のうれしさの最大化に向けて、製品や技術の研究、開発を続けてまいります。
【3Dファインメッシュ流路】
【TABWD(タブウッド)】
*1 : 水素と酸素の化学反応を利用して電気をつくる発電装置で、高分子電解質膜に触媒を塗ったMEA(Membrane
Electrode Assembly:膜/電極複合体)をセパレーターではさんだセルで構成されている。数百ものセルを重ね
て一つにまとめたものを、燃料電池スタックと呼ぶ
*2 : 適当な温度に加熱すると軟化し、冷却すると固化する変形しやすい性質の樹脂
*3 : 配線をまとめかつ保護する目的で取り付ける部品
【コムス試乗体験について】
・開催日時 : 6月29日(水)、30日(木)10:00~17:00/7月1日(金)10:00~15:00
・開催場所 : メッセナゴヤ 場内特設コース
・申込方法 : 試乗会場受付(第2展示館内)で手続きを行ってください(当日登録のみ)
・試 乗 車 : 超小型EVコムス P-COM2台、B-COM1台
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