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「SUBARU BRZ」を公開【富士重工業】
2011年11月30日
富士重工業は、第42 回 東京モーターショー2011*に、「SUBARU BRZ(参考出品)」を世界で初めて公開します。
SUBARU BRZ は、トヨタ自動車株式会社との共同開発のもと、誰もがクルマを操る愉しさと悦びを感じることのできる、水平対向エンジンFRレイアウトのスポーツカーです。
「Pure Handling Delight ー新しい次元の運転する愉しさ」をコンセプトに、水平対向エンジンをより低い位置に搭載し、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現しました。
商品の主な特長
<商品コンセプト>
「Pure Handling Delight ー 新しい次元の運転する愉しさ」
水平対向エンジンそのものが持つ「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を最大限に活かし、さらに低く、より車体中心に近づけてエンジンを搭載し、世界トップクラスの低重心を実現しました。誰もが安心して、気軽にクルマを操る愉しさを体感できるスポーツカーです。
<デザイン>
● 「超低重心パッケージング」
SUBARU BRZは、低く搭載した水平対向エンジンに加えて、専用設計したプラットフォームによりスポーツカーらしい低いドライビングポジションを備えた超低重心パッケージングを実現しました。
全高1,300mm、ワイド&ローのスタイリッシュなクーペボディとしながら、同時に2+2の居住空間や十分な容量の荷物を収めることのできるトランクルームなど、ロングツーリングにも使える実用性も両立させました。
● エクステリア
スポーツカーとして、「走りの愉しさ」を直感させるデザインを狙いました。また、ひと目でスバルとわかる造りこみをしました。
・ フロント
超低重心パッケージングにより、低いエンジンフードを実現すると同時に、隆起したフロントフェンダーにより、走りへの期待を高めるデザインとしました。
また、六連星オーナメントを中心に、ヘッドランプデザインおよびヘキサゴングリルなど、スバル共通のデザインで構成しました。
・ サイド
低重心シルエットを活かして抑揚のあるフェンダーフレアによる官能美を際立たせつつ、Cピラーの形状やリヤガラスの傾斜角、トランクリッドのレイアウトなど、空力に配慮した機能美を融合させました。スポーツカーらしく前後オーバーハングを切り詰め躍動感を表現し、フロントフェンダーにはシャープかつ上質なアクセントを加えました。
・ リヤ
張り出したホイールフレアとコンパクトなキャビンの対比によって、ワイド感と安定感のあるデザインとし、コーナーを駆け抜ける後ろ姿の美しさを表しました。
● インテリア
ドライバーと車が一体となった新しい次元の運転の愉しさを表現するために、ディテールにこだわりました。
・ ステアリングを小径化し、スポーツカーらしい操舵感の高さをねらいました。
・ メーターは、デジタル速度表示を備えた回転計を中央に配置し、視線をそらすことなく瞬間的に必要な情報を読み取れるようにしました。
・ シートは、超低重心パッケージングに合わせ着座位置を下げた専用スポーツシートとして、確実なホールド性を実現しました。
<メカニズム>
● エンジン
新世代ボクサーエンジンの設計思想を活かし、自然吸気のスポーツエンジンらしく高回転まで気持ちよく吹けあがる環境性能に優れた高効率エンジンを専用開発しました。
・ ボア×ストロークは、86mm×86mmのスクエアとしました。
・ 共同開発を活かし、トヨタの直噴技術 D-4S(燃料噴射システム)を組み合わせました。
・ 超低重心パッケージングを実現するために、インテークマニホールドの高さやオイルパンの形状などの工夫により、エンジンのコンパクト化を図りました。
● トランスミッション
スポーツカーを操る愉しさを実現するために、シフトフィールやレスポンスにこだわったトランスミッションを開発しました。
・ 6MTはシフトレバーをショートストロークとし、剛性感、節度感、操作荷重の最適化など、徹底的にシフトフィールの気持ちよさにこだわりました。
・ E-6ATは、変速レスポンスにこだわり、応答性を高めたSモードや任意のギアを選べるMモードを設定し、パドルシフトの採用やブリッピングコントロールとあわせて、意のままに走りを愉しめる仕様としました。
● ボディ
超低重心パッケージングを成立させるための新たな軽量高剛性ボディを開発しました。
・ 低重心、そして低いドライビングポジションを実現させるため、ボディフレームレイアウトにペリメータフレームの考え方を採用しました。
・ ボディは、高い運動性能を実現させる最適なボディ剛性と衝突安全性能に必要な強度を確保し、軽量化との両立をねらい、剛性・強度配分に配慮した骨格構造としました。
・ 高張力鋼板の積極採用で軽量化を図り、特に車体上部への採用で低重心化に貢献しています。
・ フロントフードにはアルミを採用し軽量化をはかりつつ、構造を工夫することで車高の低いスタイリングと歩行者保護性能を両立しました。
● シャシー
超低重心パッケージングを活かした操縦性と走行安定性の高次元での両立をはかり、ステアリング操作へのダイレクトでシャープな反応を実現し、ドライバーと車との一体感を高めました。
・ フロントサスペンションには軽量・高剛性なストラット式、リヤサスペンションにはショックの吸収に優れるダブルウイッシュボーン式を採用しました。
・ 超低重心パッケージングによる低いフロントフードを実現するために、ストロークを確保しながらストラットマウントの高さを下げました。
・ タイヤ は、215/45R17(代表値)とし、軽量・高剛性なアルミホイールと組み合わせました。
・ 全車に横滑り防止装置を採用し、運転の愉しさと安全性の両立を図りました。
主要諸元
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