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自動車、ロボット向け超高速小型オプティカルフロー(相対速度検出) センサモジュール e-nuvo OpticalFlow-Zリリース【ゼットエムピー】
2011年11月28日
~「ハエ」の目のメカニズムを応用。死角に入った車両の検知など予防安全技術の研究開発に~
㈱ゼットエムピー(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)は本日、超高速小型組込みオプティカルフロー(相対速度検出)センサモジュール 「e-nuvo OpticalFlow-Z」をリリース致しました。
e-nuvo OpticalFlow-Zは、カメラ、FPGA、メモリを一体としたセンサモジュールです。カメラ一体超小型モジュール(5cm角)でオプティカルフローを実現し、最大解像度1920×1080で、最大240fps (320×240)の高速計測が可能です。自動車や次世代モビリティなどにおいて、死角に入った車両を検知する、といった用途に使用可能です。
「e-nuvo OpticalFlow-Z評価キット」は、e-nuvo OpticalFlow-Zセンサモジュール、リアルタイム表示可能なディスプレイ、評価用ソフトウェアなどから構成され、本日より12月16日まで期間限定のトライアルキャンペーンとして特別価格(一般25万円/アカデミック15万円)で受注を開始します。
弊社では、自動車・次世代モビリティ向けのセンサとして、ステレオカメラを搭載したリアルタイム画像認識モジュール「RoboVision」や、車両の挙動やドライバーの運転姿勢の検出が可能なワイヤレスモーションセンサ「e-nuvo IMU-Z」シリーズ、車両の絶対位置と周囲環境を同時に計測できるGPS・気圧・温度・湿度一体型ポジションセンサ「e-nuvo Potision-Z」などを展開してまいりました。今回のオプティカルフローセンサモジュールにより、運転支援技術や予防安全技術の研究開発をさらにサポートしてまいります。
e-nuvo OpticalFlow-Z (動画あり)
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/of-z.html
用途
● 自動車メーカ、自動車関連メーカにおける相対速度検出センサとして
- 死角に入った車両や、並走・追い越し車両用の検出
- 歩行者や障害物の検出
● 福祉車両、農業機械、などその他車両における予防安全センサとして
- 歩行者や障害物の検出 など
● ロボット・移動体におけるモーション検出センサとして
- 回転角度や移動速度の検出 など
機能
● 相対速度の検出
センサを移動体に搭載した場合、自分の速度に対する他の移動体の相対速度の検出ができます。
● 動体検出
センサが固定されている場合、相手(対象物)の速度が検出できます。
● 自己モーション推定
センサを移動体に搭載された場合、検出した速度から、自身の動き(移動/回転)を知ることができます。
● リアルタイム表示
LCDディスプレイを用意。PCなしでリアルタイムに計測結果の確認が可能。
主な仕様
フレームレート : 最大240fps
カメラ解像度 : 最大1920×1080
マイコン : ARM Cortex-M3 120MHz
メモリ : 1Gbit/128MB DDR3 SDRAM
フラッシュメモリ : 64Mbit/8MB
インタフェース : CAN/USB/Serial/I2C/LVDS
サイズ : 50mm×50mm
価格
e-nuvo OpticalFlow-Z 評価キット 一般29.8万円/アカデミック 19.8万円(税別)
【トライアルキャンペーン価格 ~2011年12月16日まで~】
一般22万円/アカデミック15万円(税別) (約25%オフ)
<内容>
- OpticalFlow-Zモジュール ×1
- LCDディスプレイ ×1
- 専用ケーブル(USB) ×1
- 電源ケーブル ×1
- 評価用ソフトウェア(ビューワ) ×1
※本製品は2012年3月より出荷開始となります。
※本キャンペーン価格は、2011年12月16日までにご発注頂いた場合に適用されます。
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