ニュース

「GLEクーペ」を発表【メルセデス・ベンツ日本】

2016年4月27日

・プレミアムブランド最多となるメルセデスSUV6番目のモデル
・SUVらしい存在感を残しながらクーペとしてのスタイリッシュなフォルムを実現
・クーペスタイルでありながら、十分な後席とラゲッジスペースを確保
・メルセデスAMGモデルには、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立する
 「AIRマティックサスペンション」を標準装備


メルセデス・ベンツ日本㈱(社長:上野金太郎、本社:東京都港区)は、メルセデス・ベンツ「GLEクーペ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて本日より注文受付を開始します。なお、発売は本年8月頃より順次予定しています。

「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデルです。「GLEクーペ」は、クーペスタイルでありながら後席は大人が十分快適に過ごせる空間を確保し、最大1,720リッターと広いラゲッジルームを備えています。
*ラゲッジ容量はVDA方式

「GLEクーペ」のラインアップは、クリーンディーゼルモデル「GLE 350 d 4MATICクーペ」「GLE 350 d 4MATIC Sportsクーペ」と、メルセデスAMGが専用開発した高出力V6エンジンを搭載する「Mercedes-AMG GLE 43 4MATICクーペ」、トップパフォーマンスを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATICクーペ」から構成されます。

GLEクーペの特長

デザイン
官能性と合理性 ——ほぼ130年にわたってメルセデス・ベンツブランドのデザインを性格づけてきたこの2つの対極的特質は、その元を辿れば、自動車を発明したカール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーの2人に行き着きます。カール・ベンツが理性的な人となりであったのに対して、ゴットリープ・ダイムラーは情熱的な性格でした。GLEクーペは、知性と感情、伝統とモダンを融合させています。

GLEクーペは、スポーツ性とモダンラグジュアリーに対する美的・官能的要求を併せ持つと同時に、SUVの要素も備えています。たくましい筋肉のようなフェンダー、大きなホイールアーチ、高いベルトライン、余裕ある地上高を備えることで、大型4ドアクーペの概念を新たな水準へと高めました。

GLEクーペの美しく大胆なプロポーションは、低く構えるウィンドウフレームと目を惹くボディとの関係性が大きく寄与しており、ダイナミズムとアジリティを象徴するシルエットを生み出しました。短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに摯まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが中心的な要素となっています。メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを示しています。一方、SUVらしい装備として、滑らかに一体化されたランニングボード*が挙げられます。 *GLE350d4MATICクーペを除き標準装備

クーペの性格を強調するリアエンドは、Sクラスクーペで初めて取り入れられたデザインを採用しています。スタイリングの特徴は、ボディの幅を広く見せ安定感を演出するリアエンド、バンパーに一体化されたナンバープレートホルダーです。何世代にもわたってメルセデス・ベンツのクーペの独自性を示してきたもう1つの要素として、低いルーフラインと高いベルトラインがあります。SUVの性格を表すのは、クロームメッキを施した前後のアンダーガードです。リアは、アンダーガードにツインエグゾーストエンドを一体化しています。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特長です。オンダッシュ型ではなく、一部をインストゥルメントパネルに一体化したCOMANDディスプレイは、エルゴノミクス上最適の位置にあり、ドライバーの視線移動を最小限に留めるため視認性に優れています。

クーペスタイリングにもかかわらず、後席は大人が十分快適に過ごすことができる空間を確保するとともに、最大1,720リッターのラゲッジスペースも備えています。
*ラゲッジ容量はVDA方式

ドライビングパフォーマンス
クリーンディーゼルモデルである「GLE 350 d 4MATICクーペ」に搭載される3.0リッターV型6気筒BlueTECエンジンは、ピエゾインジェクターを用いた最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力258PS(190kW)とともに最大620N・mもの強大なトルクを発生し、スポーティなSUVクーペに相応しい力強い動力性能と優れた燃費効率をもたらします。また、排出ガスに尿素水溶液「AdBlue®」を噴射して化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システム「BlueTEC」を採用し、世界でも厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制に適合する優れた環境性能を実現しています。また、可変エンジンマウントを採用することで、静粛性と低振動性を実現し、アイドリングから高速走行までのすべてのシーンで、プレミアムSUVにふさわしいパフォーマンスを発揮します。さらに、メルセデス最新の9速オートマティックトランスミッション「9G-TRONIC」を組み合わせました。1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現します。

「メルセデス AMG GLE 43 4MATICクーペ」には、メルセデス AMGが専用に開発した高出力のV6エンジンが搭載されます。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出します。さらにシリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現するNANOSLIDE®加工を施しました。これらメルセデスAMGの最新テクノロジーによって、最高出力270kW/367PS、最大トルク520N・mを発揮し、0-100km/h加速5.7秒*というパフォーマンスを実現しました。 *欧州仕様参考値

メルセデスAMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を搭載しており、ハイパワーを四輪へ最適に配分します。発進はもちろん高速走行時の絶大な安定性、ハイスピードコーナリング、そしてコーナー立ち上がりでの加速など、すべての状況で思いのままのドライビングを楽しむことができます。また、9速オートマティックトランスミッション「9G-TRONIC」を採用し、ダイナミックなレスポンスによる爽快なドライビングフィールと滑らかで俊敏な変速を行います。1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現します。

標準装備の「AIRマティックサスペンション」は、走行状況に合わせて四輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立します。高速走行時または「Sport」や「Sport+」モードでは車高を下げて走行安定性を向上させます。

「GLE 63 S 4MATICクーペ」に搭載される5.5リッター V型8気筒直噴ツインターボエンジンは、メルセデスAMGによる開発であることはもちろん、エンジンのパフォーマンスを最大限引き出す専用チューニングが施され、最高出力585PS(430kW)、最大トルク760N・mの性能を発揮します。またその強大なトルクを路面に確実に伝えスタビリティを向上する専用セッティングの四輪駆動システム「AMG 4MATIC」、AMG専用に最適化し操縦安定性と快適性を両立したエアサスペンション「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVEシステム」など、GLEクーペの頂点に相応しいハイパフォーマンスを生み出す最新のテクノロジーが採用されています。

全モデルとも、センターコンソールの専用コントローラーを操作するだけで5つのモードからドライバーが望むキャラクターに瞬時にセッティング可能な「ダイナミックセレクト」を標準装備しています。選んだモードに応じて、スロットルレスポンスとトランスミッションのシフトスケジュールが変化し、快適性や燃費を優先する走りから、素早いレスポンスでスポーティなドライビングまで楽しむことができます。

安全性
全モデルに標準装備の「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたもので、メルセデス・ベンツではこれを「インテリジェントドライブ」と総称しています。

「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲360°をカバーする複.的なセンサーシステムです。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉えます。レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダー、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー 1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個が搭載されています。

これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融.させ、安全運転支援システムに対応するデータを作成します。このデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定します。これにより、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする、まさに「部分自動運転」を実現しました。メルセデス・ベンツの乗員のみならず、他の道路利用者をも含む包括的な保護を実現することが、その目標です。

また、安全性に加え、利便性を向上する装備として、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」を全モデルに標準装備しています。さらに、イグニッションをOFFにしてドアを開けた際に運転席/助手席それぞれの足元にメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターが浮かび上がる「ブランドロゴプロジェクターライト」も全モデルに標準装備しています。

インフォテイメントシステムも、定評のCOMANDコントローラーに加えタッチパッドも採用することにより、さまざまな入力方法が可能となるなど、最新世代へと進化しました。

GLEクーペのラインアップおよびメーカー希望小売価格は以下の通りです。

*上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。メーカー希望小売価格は参考価格です。販売店が価格は独自に定めておりますので、詳しくは各販売店にお問い合わせ下さい。


なお、「GLEクーペ」にも、新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証・メンテナンスサービスと24時間ツーリングサポートを無償提供する総.保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。さらに、メルセデス・ケア終了後の有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンスプラス*」をご用意しています。

*新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で終了となります。
*メルセデスAMG GLE 63 S 4MATICクーペは適用対象外になります。


メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ(フロント)


メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ(リア)

 

GLEクーペの「インテリジェントドライブ」に含まれる代表的な機能

ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)
77GHzおよび25GHzの2種類のレーダーによって先行車を認識し、速度に応じた車間距離を維持します。GLEクーペでは、ステレオマルチパーパスカメラの搭載により、車線のカーブと先行車両を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする機能が追加されました。

BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)
77GHzおよび25GHzのレーダーとステレオマルチパーパスカメラで前方を広範囲にモニターし、先行車に加え、前方を横切るクルマや合流してくるクルマ、さらには歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合にドライバーにディスプレイ表示と音で警告し、急ブレーキを促します。ドライバーがブレーキを踏んでも踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高めます。

PRE-SAFE®ブレーキ(歩行者検知機能付)
BASプラスの警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告し、衝突回避をサポートします。同時に衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFE®機能も作動します。それでもドライバーが反応しない場.、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。今回、先行車に加え歩行者も検知する機能が追加され、衝突予防安全性が大幅に向上しました。

リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
リアバンパーのマルチモードレーダーが後方を監視し、車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、ドライバーに危険を知らせ、シートベルトテンショナーなどを起動させます。それでも後続車が十分に減速しない際には自動的にブレーキ圧を高めて自車をロックし、玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートします。

アクティブレーンキーピングアシスト
ステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告するほか、ESP®の制御を利用して片輪に軽い補正ブレーキをかけることで車線内に戻そうとします。今回、大事故となりやすい対向車との衝突を防止する機能が新たに加わりました。

アダプティブハイビームアシスト・プラス
ステレオマルチパーパスカメラが対向車や先行車を検知すると、他の車両にハイビームが当たらないよう自動的に照射範囲を制御しながら常に最大の視界を確保します。また、道路標識などにハイビームが反射すると、自動的に減光し眩惑を防止します。








メルセデス・ベンツ日本株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#メルセデス・ベンツ日本
#2016年4月27日