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2016 PACE アワード「イノベーション・パートナーシップ賞」受賞【コンチネンタル・オートモーティブ】
2016年4月13日
● ホンダR&Dアメリカズとの緊密な協力関係により実現した双方向長距離通信を可能にするBLRCシステムへの表彰
米国の自動車専門誌Automotive Newsが主催する「2016 Automotive News PACE Award」の授賞式において、国際的な自動車産業サプライヤー、コンチネンタルはホンダR&Dアメリカズと共同開発したBLRCシステムで「イノベーション・パートナーシップ賞」を受賞しました。双方向長距離通信(Bidirectional Long Range Communications)を可能にするBLRCシステムは2016年PACEアワードのファイナリストにもノミネーションされていました。
本アワードの授賞式は、4月11日にデトロイトのマックス・M・フィッシャー・ミュージック・センターで開催され、自動車メーカー(OEM)とサプライヤーによる極めて優れた共同開発製品に授与されるイノベーション・パートナーシップ賞がコンチネンタルとホンダに贈られました。
コンチネンタルの北米地区プレジデントを務めるジェフ・クライ(Jeff Klei)は次のように述べています。「このような名誉ある賞で、お客様との協力関係を認めていただいたことについて、PACEアワードの審査員メンバーの皆様に感謝いたします。緊密な協力関係により、かなりの距離においても安全で信頼性のある双方向通信を可能にし、お客様満足度の向上と、カーメーカーの差別化という課題に対する革新的なソリューションの開発を行うことができました。」
「コンチネンタルとの間に生まれた強力なパートナーシップは、一晩で築けるものではありません」と、ホンダR&Dアメリカズのプレジデント、Frank Paluch氏は述べています。「信頼とチームワークで、お客様に大きなバリューを提供するという1つのゴールに向けて時間をかけました。今回、革新的なコラボレーションがPACEアワード選考委員会により認められたことを誇りに思います。」
BLRCシステムはドライバーがリモートキーを使用して、約600メートル離れた場所からエンジンや空調システムの始動、ドアの施錠・解錠といった状況に関するフィードバックを受けられるようにすることを新たに可能にしたシステムです。このようなセキュリティ機能、利便性を提供する機能に加え、自動車メーカー(OEM)の仕様に応じて、これまでのリモートアクセスシステムと比較し、車両オーナーは約20倍の距離で車両との通信が可能になります。
コンチネンタルとホンダは、標準的なコイン電池で動く光フィードバック・リモートキー本体と、革新的な車載トランシーバーから構成される先進技術を利用し、これらの新機能を共同開発しました。強力なパートナーシップで新たなBLRCシステムソリューションの開発が実現しました。その1つの例は、新たに開発された充電不要のバッテリーコンセプトをもつキーフォブです。無線伝送に必要なピーク電流を一時的に蓄えておくことで2年の電池寿命を維持します。
革新的なBLRCシステムは2013年のAcura MDXへの搭載を皮切りに、2014年にはAcura TLX、RLXモデルに採用、2015年、RDX、ILXモデルへの採用がされたことで、すべてのAcuraブランド車両に本システムが採用されています。 コンチネンタルは、 トランスミッション制御向けに開発したベアダイ高密度相互接続(BD-HDI)プリント基板技術ならびに、マルチアプリケーション統合センサーエレメント(MUSE)の開発にて2015年PACEアワードとAudi AGとのイノベーション・パートナーシップ賞を受賞しています。
本プレスリリースは、現地時間2016年4月12日に、ミシガン州アーバンヒルズで発表した内容の参考訳です。万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。
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