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自動車製造設備などの電動化用に超高負荷容量 一軸アクチュエータ タフキャリア™に「左右ねじシリーズ」を追加【日本精工】
2016年4月5日
日本精工㈱(本社/東京都品川区 取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)は、自動車製造設備や半導体・液晶製造設備向けとして、一軸アクチュエータ タフキャリア™ に「左右ボールねじシリーズ」 を新たにラインナップしました。
NSKは、自動車製造設備や半導体・液晶製造装置向けに、案内部の転動体にころを採用することで高い耐荷重性能を実現したタフキャリアTMを開発し、市場で好評を頂いております。
昨今、自動車製造設備等においては「インダストリー4.0」をはじめとするスマートファクトリー化の取り組みが強化され、設備のインテリジェント化や省エネ化のため電動化が求められています。
今回NSKは、これらのニーズへ対応するため、タフキャリア™に「左右ねじシリーズ」を追加しました。本製品は、同軸上に右ねじ、左ねじが一体となっているため、一つのモータでクランプ(挟む)動作が可能となります。また、タフキャリアの特長である高負荷、高剛性案内により、自動車製造設備に代表される大型部品搬送・チャック機構部の電動化を可能にします。
製品の特長
1.超高負荷容量
世界で初めて左右ねじ一軸アクチュエータの案内部の転動体にローラを採用し、超高負荷容量を実現しました。
ボール案内の「モノキャリア™」に対して、寿命、剛性4倍以上を実現しております。
2.生産設備の省電力化とインテリジェント化に貢献
同軸上の左右ねじにより、一つのモータでクランプ(挟む)動作が可能となるため、空圧・油圧チャックからの置き換えに最適な機構であり、省電力化と共にスマートファクトリー化に伴う生産設備のインテリジェント化に貢献します。
NSKは1991年にボールねじ、リニアガイド、ベースを一体融合したモノキャリアを世界で初めて開発・商品化しました。自動車産業をはじめとする各種生産設備機械のエアーシリンダ、油圧シリンダの電動化やコンパクト化に貢献しております。NSKは、今後も多くの産業に向けて、各市場に適したソリューションを提供して参ります。
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