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Audi Traditionの2016年活動予定【アウディ ジャパン】
2016年3月23日
● 20を超えるイベントで、新しいプログラムを披露
● シーズン最初の活動はエッセンで開催されるTechno Classicaヴィンテージカー ショー
● 栄光の軌跡 : 2016年は、Auto Union Type Cレーシングカーを駆ったベルント ローゼマイヤーが
ヨーロッパ チャンピオンシップで選手権を獲得してから、80年目となる記念の年。
3月9日 インゴルシュタット/ Audi Traditionは今年も、複数の記念行事を含め、ドイツや海外で開催される20を超えるイベントに参加します。2016 年最大のハイライトはAuto Union Type Cレーシングカーを駆ったベルント ローゼマイヤーが、ヨーロッパグランプリでチャンピオンを獲得してからちょうど80年目となることです。それを記念し、2年の月日をかけた準備を経て、画期的な16気筒エンジンを搭載したAuto Union Type Cレーシングカーのライブ走行を実施します。この歴史あるレーシングカーはドイツおよび英国で行われる3つのイベントに登場します。
これまでの伝統は保ちつつも一新されたAudi Traditionの展示は、4月6日から10日にエッセンで開催されるTechno Classicaヴィンテージカー ショーを皮切りに行われます。この世界最大のクラシックカー展示会では、過去数年と同じくホール7に出展します。アウディが掲げる展示のモットーは“希少性”です。会場には、アウディの歴史に名を残す稀少な自動車やオートバイが展示されます。中でも注目されるアウディのエキスパートが入念に整備を施した、Audi quattro SpyderとAudi Avus quattroです。これらは、25年前にアウディが初めて登場させたコンセプトカーです。
1930年代、Auto UnionとMercedes-Benzは、国際レースの舞台を席巻していました。そして1936年に登場したAuto Union Type Cは、当時のレーシングカーすべての指針となる存在でした。ホイールに特徴があるこのレーシングカーは、若かりしベルント ローゼマイヤーをわずか1年にしてスーパースターに押し上げました。この年、ローゼマイヤーはヨーロッパ選手権全4大会中3大会で優勝を飾って年間チャンピオンを獲得しただけでなく、ドイツ ヒルクライムとロードレーシングの両チャンピオンも獲得しています。これによりローゼマイヤーは、それまで無敵と謳われていたチームメイトのハンス シュトックを超える存在となりました。Audi Traditionは、このレーシングカーのレプリカモデルを6月23日から26日に英国で開催されるグッドウッドフェスティバル オブスピードと、8月5日から7日にデュッセルドルフ郊外のダイク城で開催されるクラシックデイズ ショーに展示します。さらに7月16日から17日に英国で開催されるシェルスレイ ウォルシュ ヒルクライムでは、実車を走行させます。この大会は、80年前にハンス シュトックが優勝を獲得した歴史ある大会です。
この他に、Audi Traditionはアウディの本拠地インゴルシュタット近郊で6月23日から25日に開催されるドナウ クラシックおよび、ネッカーズルム近郊で7月21日から23日に開催されるハイデルベルク ヒストリック ショーに出展します。ドナウ クラシックでは、クラシックカー“大軍団”のメンバーとして参加します。今年の見どころは、かつてNSUブランドで登場していたモデルの数々です。会場ではPrinz 1000、Prinz TT、そして2台のRo80などのラインナップを観ることができます。
さらに戦前に活躍した稀少なモデル、Wanderer Streamlinerのレプリカがヘイデルベルグを走行します。このモデルは1939年にその当時としては過酷だった、リエージュ〜ローマ往復長距離耐久レースに出場したものです。
ラリーファンの方々は、7月21日から23日にダウンで行われる、ドイツ最大のラリーファンミーティング、アイフェル ラリーフェスティバルにお越し下さい。ここでAudi Traditionは、Audi Group S prototypeを展示します。これは、1987年シーズンに向けて開発されたものの、実際の大会には出場することがなかった幻のモデルです。当日は2台のAudi Sport Quattro S1 “winged monster”が実際に走行します。さらに9月23日から25日にベリヒテスガーデで開催されるロスフェルド国際エーデルワイス ヒルクライムに、往年の名ドライバー ワルター ロールがAudi Traditionの一員として出場し、7月10日から12日に開催されるADACザクセンリンク クラシックには1939年製DKW UL500のフルレストアモデルが初登場します。そこには1989年製Audi 90 quattro IMSA GTOも登場します。このモデルはアウディモータースポーツの歴史を語る上で欠かすことの出来ないレーシングカーです。
さらにAudi Traditionはボーデン クラシック(5月5日-7日)、キッツビューヘル アルペンラリー(6月1日-4日)、シュロス ベンスベルク クラシック(7月1日- 3日)、エンスタル クラシック(7月27日-30日)、ザクセン クラシック(8月18日-20日)、そしてハンブルグ スタドパーク リバイバル(9月3日-4日)においても、積極的な展示活動を行います。今年最後の活動はネッカーズルム(11月6日)とインゴルシュタット(11月27日)のアウディ フォーラムで開催される、2つのモデルカー展示会となります。
(この資料は、AUDI AG配信プレスリリースの翻訳版です。)
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