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サステイナブルMMAモノマー製造技術の開発について【三菱レイヨン】
2011年11月9日
三菱レイヨン㈱(本社:東京都港区、社長:鎌原 正直、以下:当社)と、当社のグループ会社であるルーサイト・インターナショナル社(本社:英国、CEO:イアン ランバート)は、バイオマス資源を原料とするサステイナブルMMA(メタクリル酸メチル)モノマー製造技術の開発に着手しましたのでお知らせします。
今後は、2016年までに工業生産を開始し、将来的には当社グループの既存MMAモノマー生産量の約50%をバイオマス由来とすることを目指します。
MMAモノマーはリサイクル可能な透明樹脂やコーティング材、接着剤など、IT、家電、自動車分野等に幅広く用いられ、今後も世界的に大きな需要の伸張が見込まれています。
当社グループは、化石燃料の消費や温室効果ガス排出による地球環境への負荷を低減し、持続的発展可能な社会づくりに貢献することが、MMA のリーディングカンパニーとしての責務であると考えています。
当社グループは、次の2つの方法でサステイナブルMMAモノマーの製造技術を開発します。
(1) 既存のMMAモノマー製造プロセスにバイオマス原料を適用する新規製造技術
(2) バイオマス原料から発酵法を経由した、新規MMAモノマー製造技術
同時に、既存のMMAモノマー製造法においても、革新的な触媒の開発や生産性を向上させるプロセスの開発を行い、製造時のエネルギー消費や排出物の削減に努めていきます。
当社グループは、サステイナブルMMAモノマーの開発というイノベーションを通じてKAITEKI社会の実現に貢献していきます。
※KAITEKI
当社グループが所属する株式会社三菱ケミカルホールディングスは、“KAITEKI”という新たな価値観を提唱しています。それは人にとっての心地よさに加えて、社会にとっての快適、地球にとっての快適を併せ持ったもので、真に持続可能な状態を意味します。
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