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日暮里・舎人ライナー向け新交通システム車両の引き渡し【IHI】

2011年11月2日

IHIの関係会社で、鉄道車両および新交通システムの製造・販売を手掛ける新潟トランシス㈱(本社:東京都中央区、社長:山下 豊、以下NTS)は、このたび、東京都交通局「日暮里舎人ライナー」向けの新交通システム車両(*1) 2編成(10両)を引き渡しました。

日暮里・舎人ライナーは、東京都荒川区の日暮里駅と足立区の見沼代親水公園駅を結ぶ13駅、総延長9.7kmの路線に、東京都交通局が運営するゴムタイヤ式の案内軌条式(新交通システム)路線で自動化による運行を行います。

NTSは、東京都交通局「日暮里・舎人ライナー」向けに、2008年にも12編成60両の車輛を納入し、2009年にも2編成10両の納入実績があります。

また、前身の㈱新潟鐵工所時代から、1981年に、大阪市交通局向け「ニュートラム」を納入して以来、広島高速交通「アストラムライン」、関西新空港向「ウィングシャトル」、横浜新都市交通「金沢シーサイドライン」、東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」向けなど400両以上の新交通システム用車両の納入実績があり、国内向け新交通システム車両の納入実績は、圧倒的No.1を誇ります。

ゴムタイヤ方式の全自動無人運転車両である「新交通システム」は、近年のCO2排出削減など環境意識の高まりや新興国の都市開発などにより、人と環境にやさしい新しい「都市型交通システム」として需要は拡大傾向にあり、欧州・北米・アジアなどの都市や空港などで導入されてきています。

今後は、アジアをはじめ世界各国の空港向けや都市交通向けに、より競争力のあるAPMシステム(*2) の開発・提案を積極的に行い、新交通分野での受注活動を本格化していく方針です。

車輛および編成

(1) 300型電車5両1編成
(2) 編成定員 : 257名
(3) 最高速度 : 60km/h 

(*1)  新交通 システム車両 : ゴムタイヤ方式の全自動無人運転車両
(*2)  APM(Automated People Mover) : ゴムタイヤ方式の全自動無人運転車両


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