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車載機器用の電波暗室を新設 EMCサポートを強化【村田製作所】

2016年1月14日

要旨

㈱村田製作所は、車載機器用の電波暗室を横浜事業所に新設し、EMC*1評価サポートを開始いたします。

*1 EMC : Electro Magnetic Compatibilityの略。電磁波による障害を受けない特性を持っていること。

背景

自動車市場ではクルマの急速な電子化の進展にともないEMCノイズ問題が複雑化しています。車載機器のEMC評価および対策には多くの時間を要するため、電子部品メーカーでは、より早く最適なノイズ対策を提案することを求められています。
そこで当社は、新たに車載機器用の電波暗室を新設するとともに、お客様とともに車載機器のEMCノイズ評価を実施するEMC評価サポートを開始いたします。これにより、今後大きな需要の伸びが期待されるADAS*2やIVI*3に向けて、お客様へトータルソリューションのご提供を強化してまいります。

*2 ADAS : Advanced Drive Assistance Systemの略。歩行者検知、死角モニタリング、車線逸脱防止/車線維持、アダプティブクルーズコントロールなど先進技術を活用した運転支援システムの総称。
*3 VI : In-Vehicle Infotainmentの略。車載インフォテインメント。

電波暗室の特長

車載機器のエミッション(電磁妨害)測定とイミュニティ(電磁感受性)試験を行うことが可能
その他情報機器のエミッション測定を行うことが可能

電波暗室の概要

エミッション(電磁妨害)測定

エミッション測定は車載機器の評価だけでなく、情報機器の評価を行うことが可能です。
また、CISPR25につきましては、class5に対応しています。

評価可能な規格名と測定可能な周波数範囲分類

イミュニティ(電磁感受性)試験

イミュニティ試験各種のISO11452に準拠した試験を行うことが可能です。また、レーダーパルス試験やISO7637の試験も可能です。

評価可能な規格名と試験可能な周波数帯

その他設備

近傍磁界分布測定装置
各種ノイズ調査用プローブ



ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。詳細はこちらのページをご覧ください。www.murata.com/ja-jp








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