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2011 World Solar Challenge においてミシュランタイヤ装着の東海大学「Tokai Challenger」が二連覇【日本ミシュランタイヤ】

2011年10月28日

2011年10月16日から10月22日にかけてオーストラリアで開催された「2011 ワールド・ソーラー・チャレンジ 」で、ミシュランタイヤを装着する東海大学ソーラーカーチームの「Tokai Challenger」が総合優勝を成し遂げました。ミシュランタイヤを装着した東海大学のソーラーカーは2009年の前回大会から二連覇を達
成しており、2010年に南アフリカ共和国で開催された「サウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジ」での二連覇に続く快挙となります。
また、同じく同大会に参加していた沖縄県立南部工業高校の生徒が主体で結成されたチーム沖縄の「Lequion」は、山火事や終盤の悪天候等に阻まれ全行程を太陽光発電での完走は出来なかったものの、強豪のケンブリッチ大学やマサチューセッツ工科大学を凌ぐ出走37台13位でゴールしました。

2011 ワールド・ソーラー・チャレンジは、1987年に開催されて以来20年以上の歴史を持つソーラーカーのレースであり、オーストラリアのダーウィンからアデレードの総延長約3,000kmの砂漠地帯を走破する大会です。
今大会において「Tokai Challenger」は総走行距離2,998km、総走行時間32時間45分、平均速度91.54km/hの記録を樹立しました。
ミシュランは、タイヤの転がり抵抗を低減する研究開発の一環として、ソーラーカー用のタイヤを開発しています。太陽のエネルギーを前に進む力として最大限に生かすため、ソーラーカーには転がり抵抗が低いタイヤが求められます。ミシュランのソーラーカー専用ラジアルタイヤは、転がり抵抗の低さに定評があり、ミシュランタイヤ装着車は、数々の世界的なソーラーカーレースで勝利を収めています。

東海大学工学部の木村英樹教授は「ミシュランは自転車から乗用車、トラックそしてスペースシャトルまで様々な種類のタイヤを開発しており、そのノウハウは膨大なものとなっています。私たちが使用したのは、ソーラーカー用のラジアルタイヤという特定用途に向けて開発されたタイヤでしたが、転がり抵抗が少ないことはもちろんのこと、乗用車用と同様に排水性やライフなどにも配慮されていました。今回は、レース中に雨天も経験しましたが安定した走行ができ、3,000kmを走行したあとでもまだまだ使えそうな状態でした。ミシュランのタイヤは優勝実現のためには必要不可欠な存在となっています」。と語りました。

沖縄県立南部工業高校の飯塚悟教諭は「ごく普通の公立高校チームの私たちにとって、世界大会のスタートラインにつくだけでも、本当に大きな挑戦でした。しかし、ミシュランの高性能タイヤの提供を受けているという情報を受け、私たちのピットには、ひっきりなしに世界中のトップチームが訪れ、高校生たちにとって貴重な国際交流となりました。競技では、天候や様々な悪条件により想定通りの走りを実現できませんでしたが、レース中盤では高性能タイヤの恩恵を受け、スタンフォード大学チームと3度に渡る抜きつ抜かれつの戦いを展開しました。最終的には、たった10km差で惜敗したものの、普通の高校生が世界に肩を並べることのできた瞬間でした。また、彼ら日本の高校生たちが各国の超一流のエンジニアをめざす若者たちと戦い、共に讃えあい、共に感動を分かち合うことができたのは、まぎれもなく、ミシュランの若き挑戦を支え、次の世代の人材育成に貢献しようとするという企業姿勢のおかげです。心より感謝と敬意を表したいと思います」。と語りました。

東海大学ソーラーカーチーム「Tokai Challenger」

チーム沖縄 「Lequion」


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