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「日産アートアワード2015」グランプリ受賞者を発表【日産自動車】

2015年11月25日

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、24日、2013年に創設した「日産アートアワード」の第2回目となる「日産アートアワード2015」のグランプリ受賞者を決定しました。「日産アートアワード2015」は、2015年5月に実施された第一次審査を経て、7名のファイナリストを選出し、ファイナリストの新作は、11月14日(土)から横浜で開催している「日産アートアワード2015展覧会」にて展示されています。

11月24日(火)に同会場で実施された最終審査の結果、毛利悠子氏がグランプリに選出されました。グランプリを受賞した毛利氏には、賞金とトロフィー(プロダクトデザイナー鈴木啓太氏制作)が授与されました。また今回、グランプリ受賞者の毛利氏には賞金に加えて、本アワードがさらなる飛躍の通過点となることを期待し、ロンドンの歴史あるアートセンター「カムデン・アーツ・センター」の協力を得ながら、2ヵ月間にわたるロンドン滞在の機会が提供されます。世界的に高い評価を得る現代アートセンターを通じたネットワークづくりが、グランプリ・アーティストの今後の国際的な活動にとって実りある機会となることを願います。

受賞が決まったことを受け毛利氏は、「これまで自分が考えていた『何をアーティストとしてやるべきなのか』が伝わった気がして非常に嬉しく感じます。ロンドンは現代アートが盛んで、アーティストが発表する場も多いと思います。その中で自分の表現や取り組みをどう伝えていくかを、考えるきっかけになればと思います」と語りました。

日産アートアワード2015の審査委員長である南條史生氏は、「どの作品も非常に力があり、第一次選考同様、今回の審査も大変困難なものとなりました。その中で、グランプリ受賞者の毛利悠子さんの新作は、そのルーツを駅の水漏れという「社会の現場」に置きながら、マルセル・デュシャンの引用や、時間、音の導入など、多様なメディアやコンテンツを含んだ作品に昇華させ、作者自身の新たな境地を感じさせるものでした」と語りました。

また、来場者からの投票によって選出されたオーディエンス賞は、久門剛史氏に決定しました。

社長のカルロス ゴーンは「わたしたち日産が創業した地で、日本人アーティスト、なかでもこれからの世界の現代アート界を牽引する世代を、支援できることを大変うれしく思います。本アワードによって、彼らの表現がさらなる高みへと向かい、人々を刺激する創造力豊かな作品を生み出していくことを願います。 そして、今後多くの方々が、こうした芸術活動への支援にご賛同くだされば幸いです。」と語りました。

ファイナリスト7名による「日産アートアワード2015展覧会」は12月27日(日)までBankART Studio NYK(神奈川県横浜市)にて開催しています。
また11/28(土)11:30~12:30に、グランプリ受賞者の毛利悠子氏によるトークを予定しています。


左 : グランプリを受賞した毛利悠子氏の《モレモレ:与えられた落水 #1-3》 (撮影:木奥惠三)
右 : グランプリを受賞した毛利悠子氏(写真右)とオーディエンス賞を受賞した久門剛史氏(写真左)。
   CEOカルロス ゴーン(中央)からトロフィーを授与した。(撮影:越間有紀子)


<日産アートアワード 2015 受賞者/ファイナリスト>
グランプリ     毛利 悠子(もうり ゆうこ)
オーディエンス賞  久門 剛史(ひさかど つよし)
          秋山 さやか(あきやま さやか)
          石田 尚志(いしだ たかし)
          岩崎 貴宏(いわさき たかひろ)
          ミヤギ フトシ(みやぎ ふとし)
          米田 知子(よねだ ともこ)

主なファイナリストの展示作品
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2015/_STORY/150909-01-j.html


グランプリ受賞者 略歴
毛利 悠子
1980年神奈川県生まれ。東京都在住。
日用品と機械とを再構成した立体物を環境に寄り添わせ、磁力や重力、光など、目に見えない力を感じ取るインスタレーション作品を制作する。
近年の主な展覧会に「ヨコハマトリエンナーレ2014」(横浜美術館、2014年)、「札幌国際芸術祭2014」(清華亭/チ・カ・ホ、2014年)、「Unseen Existence」(Hong Kong Arts Centre、香港、2014年)、「おろち」(waitingroom、東京、2013年)など国内外多数。アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)2014年度グランティ。今後の活動として「THE BEGINNINGS(or Open-Ended)」展(ポトラック・ビルディング・ギャラリー)、「六本木クロッシング2016」展(森美術館)に参加予定。



日産アートアワード2015トロフィーについて
グランプリ受賞者に授与されたトロフィーは、次世代へ脈々と紡がれていく創造の永遠性を表現して鈴木啓太氏の手によりデザインされ、富山県の伝統工芸である高岡漆器の漆塗り職人として、高い技術を持つ織田定男氏と恊働で製作されました。年を重ねるごとに透明度が上がり琥珀色に変化する「漆」と、漆に保護され錆びる事のない「金」。この2つ素材を掛け合わせて創られるトロフィーには、「延々と輝き続けてほしい」という願いが込められています。

鈴木啓太/プロダクトデザイナー : 1982年愛知県生まれ。2006年多摩美術大学を卒業後、㈱NECデザイン、イワサキデザインスタジオを経て、2012年 PRODUCT DESIGN CENTER/THE設立。プロダクトデザインを中心に、 プランニングからエンジニアリングまでを統合的に行い、家電製品、モビリティ、家具、日用品、アートに至るまで、国内外で様々なプロジェクトを手掛ける。


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