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世界ラリー選手権(WRC)で12勝目を獲得【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2015年11月16日

フォルクスワーゲン 世界ラリー選手権(WRC)で12勝目を獲得
オジェ選手が第13戦「ラリー・グレートブリテン」を制する



フォルクスワーゲンは、ラリー競技の最高峰「FIA 世界ラリー選手権(通称:WRC)」の2015年シーズン最終戦となる第13戦「ラリー・グレートブリテン」に市販車をベースとした3台の「ポロR WRC」で参戦し、フランス人のセバスチャン オジェ選手が自身通算32回目となる優勝を果たしました。フォルクスワーゲン・モータースポーツは2015年シーズン最終戦を勝利で締めくくり、シリーズ全13戦中12勝という圧倒的な戦績を残しました。

2015年11月12日(木)〜11月15日(日)にかけて開催された「ラリー・グレートブリテン」は、英国ウェールズで開催されるグラベル(未舗装路)ラリーです。今年で71回目の開催を迎える伝統の1戦であり、その起源は1932年にまで遡ります。「雨と霧のラリー」と形容されるほど、天候の安定しないイベントですが、特に最終日は嵐といってもいい強風と豪雨のなか開催されました。シーズン最後の1戦で有終の美を飾るべく、各選手たちは全力で挑みました。

ラリーは12日(木)の夕方に行われたセレモニアルスタートを経て、13日(金)から本格的な競技がスタートしました。先頭スタートのオジェ選手は、通常のグラベルラリーであれば砂利掻き役となりますが、雨に見舞われたラリーでは路面状況の良い部分を選んで走ることができる場合もあります。
それも有利に働き、オジェ選手は初日に設けられた6箇所のスペシャルステージ(通称:SS)のうち、5SSでトップタイムを獲得し首位を快走します。同じく初日を終えた段階で、前戦ラリー・スペインで自身初優勝を飾ったアンドレアス ミケルセン選手が総合3番手につけました。

14日(土)の競技2日目も上位陣の戦況は大きく変わらず、オジェ選手は着実な走りで2番手のライバルとの差を広げて首位を堅持。ミケルセン選手も3番手を守りました。そして最終日の15日(日)も、上位陣はそのままの順位でフィニッシュ。オジェ選手はチャンピオンの貫録を見せて自身32勝目、今シーズン8勝目を獲得しました。最終SSはボーナスポイントのつくパワーステージでしたが、ここで初日、2日目と連続リタイアの憂き目に遭っていたヤリ‐マティ ラトバラ選手がトップタイムを獲得、存在感を示しました。

2015年のWRCはこのラリーをもってシリーズが閉幕し、フォルクスワーゲン・モータースポーツは3年連続となる世界チャンピオンを獲得しました。1年間のご声援、誠にありがとうございました。


■ フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクター : ヨースト カピート
「今日は祝福をするようなムードではありませんが、今シーズンの成功をさらに強調するラリーとなりました。3年連続の世界チャンピオンを獲得し、それぞれのドライバーが勝利を重ねるという素晴らしい1年でした。第2世代のポロR WRCでこの成果を収めたことを、心から誇りに思います」

■ カー#1 : セバスチャン オジェ(フランス) 最終結果 : 総合1位
「この勝利をパリで起きた残虐なテロの犠牲者の方に捧げたいと思います。今回の結果は、最高の1年に華を添えるものだと思います。全員の素晴らしい仕事がなければ達成できなかったでしょう」

■ カー#2 : ヤリ‐マティ ラトバラ(フィンランド) 最終結果 : 総合50位
「今回のラリーは、私の2015年を反映したかのようでした。しかし2年連続で選手権2位となりましたし、後半戦ではいい結果も出せました。この後は、2016年のために集中して準備を始めます」

■ カー#9 : アンドレアス ミケルセン(ノルウェー) 最終結果 : 総合3位
「伝統の1戦で3位を獲得でき、非常にうれしいです。難しいラリーでしたが、ドライビングを満喫しました。嵐にもかかわらず来てくれたファンや、ラリーを支えたマーシャルたちには脱帽する思いです」

■ FIA 世界ラリー選手権 第13戦ラリー・グレートブリテン 最終結果

■ FIA 世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第13戦終了時点)

■ FIA 世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第13戦終了時点)








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