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中国の新エネルギー自動車分野に向けた技術開発において、戦略的パートナシップを締結【ルネサス エレクトロニクス】
2015年11月6日
ルネサスとNevs社が、
中国の新エネルギー自動車分野に向けた技術開発において、
戦略的パートナシップを締結
ルネサス エレクトロニクス㈱(代表取締役会長兼CEO:遠藤 隆雄、以下ルネサス)とナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(National Electric Vehicle Sweden、以下Nevs)は、このたび、戦略的パートナシップを締結しました。両社は今後、Nevsの電気自動車用Phoenixアーキテクチャ技術と、ルネサスが培ってきた新エネルギー自動車向け技術を用いて、中国の新エネルギー自動車市場へ向けた各種のシステムソリューションを共同で開発していきます。
このパートナシップ締結により、ルネサスとNevsは、中国市場向け電気自動車の研究開発に、正式に着手するとともに、新エネルギー自動車の中国市場向け戦略を立案するという共同プロジェクトも開始します。
調印式は、2015年10月21日に中国の北京で行われ、Nevsから会長のKai Johan Jiang氏、副会長のStefan Tilk氏、取締役のWang Weihang氏、ルネサスから第一ソリューション事業本部 副本部長の吉岡真一らが出席しました。
このパートナシップにより、両社は最先端の車載エレクトロニクス技術の開発に注力し、新エネルギー自動車の開発に向けて、高度な制御システムの開発に取り組みます。具体的には、モータ駆動システムや、車載情報システム、ADAS(Advanced Driving Assistance System、高度運転支援システム)、セーフティコントロールシステムや、クラウドにアクセスするような新しい分野のシステムの研究開発を行います。この戦略的パートナシップに基づき、半導体メーカと自動車メーカが、産業界における両端から直接協力することにより、新エネルギー自動車産業の中で、より安全で環境に配慮したインテリジェントな自動車開発をリードしていきます。
Nevsとは
Nevsは、中国が保有するスウェーデンの企業であり、Tianjin Binhai Hi-tech industrial Development Area (THT)と、State Research Information Technology Co., Ltd. (controlled by Development Research Center of the State Council)、Bohua Investment Co., Ltd.が資本参加。車両の研究と、新エネルギー自動車技術の開発に注力している。
2015年6月には、State Research Information Technology Co., Ltd.と他の企業とともに、電気自動車両と、より長距離走行が可能な電気自動車両の研究開発のために、National Electric Vehicle Co., Ltd.を天津に設立。
2012年6月には、サーブ・オートモービル(SAAB Automobile AB)の資産、技術、知的財産を買収し、完全に独立した車両の設計と生産能力を保有。トロルヘッタンの歴史は、1937年にサーブの設立に遡る。サーブは全世界的な自動車業界において、歴史的にも注目すべき特徴を有しており、1960年代に電気自動車の研究開発を開始。Nevsは現在、走行距離をより向上させた電気自動車両の明確な技術ロードマップを形成している。
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