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次世代EVシステムの実証実験を磐田市で開始【NTN】

2011年10月17日

本日、静岡県磐田市役所において、NTN株式会社(以下、NTN)が開発したEVシステム商品搭載の改造電気自動車(以下、コンバートEV*)貸与式が開催されましたのでお知らせします。
式典では、磐田市の渡部市長と鈴木副市長へコンバートEVのキーを手渡し、 渡部市長からは、「NTNの若い技術者とタジマモータースが作ってくれた、この2台のコンバートEVを大切に乗っていきたい。また公用車として自身で使うだけでなく、 マラソン大会の先導車などとしても活用していきたい」と謝辞をいただきました。

NTNは、本日よりコンバートEVを磐田市へ貸与し、社会実証実験を開始します。公道におけるコンバートEV用の『インホイールモータシステム』の実証実験は世界で初めてとなります。

実験に用いる車両は、『インホイールモータシステム』を搭載したコンバートEVと、『オンボード駆動システム』を搭載したコンバートEVの2台です。世界最軽量級の 減速機内蔵モータユニットを、1台はホイールの中(インホイール)に、もう1台は 車両側(オンボード)に搭載し、ともにモータ駆動力を適正に制御するシステム (インバータ含む)を組み入れることで、安全性を第一に配慮した確実で安定した走行を実現するシステムです。
この度、1年間にわたり磐田市の公用車**として使用いただくことにより、NTNは 公道走行におけるコンバートEVの電費向上に関するデータの収集・分析を行います。また左右輪を独立制御できる次世代EVとして、市場に求められる車両調査(各種 集配用、営業用他)や磐田市に適したEV仕様および充電インフラの整備等について 調査するための社会実証実験を実施します。
NTNは、「電動コミュータ用インホイールモータシステム」や「ステアバイワイヤ 操舵システム」、「ワンモータEV駆動システム」などのEV向け商品に加え、EV用急速充電器の社内設置や社会実証実験の実施などによって、今後も次世代EVの早期普及に向けた活動を加速してまいります。

* コンバートEVは、内燃機関自動車のエンジンを電動モータに交換し、バッテリーを搭載して改造したEVのこと。
** 今回磐田市に貸与する公用車は、磐田市内でEVの開発を行っている㈱タジマモーターコーポレーションが製作。

実証実験を行うコンバートEV車両(2台)について

期間 : 2011年10月17日より1年間


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