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自動車内装用のウルトラスエード®で鮮やかな色合いを実現【東レ】
2015年10月15日
自動車内装用のウルトラスエード®で鮮やかな色合いを実現
～トヨタの「シャア専用オーリスⅡ」に採用～
東レ㈱（本社：東京都中央区、代表取締役社長：日覺昭廣）は、この度、独自の超極細繊維技術と染色加工技術を用いることで、鮮やかな色合いを持ち、色褪せしにくい自動車内装用途のスエード調人工皮革 ウルトラスエード®を販売します。
今回販売するウルトラスエード®は、鮮やかな色彩と色褪せに対する耐久性能が評価され、トヨタ自動車㈱（本社：愛知県豊田市、社長：豊田章男、以下「トヨタ自動車」）が10月1日に発売したアニメーション「機動戦士ガンダム」とコラボレーションしたカスタマイズカー「シャア専用オーリスⅡ」のシートとコンソールボックス（120Tクラスのみ）向けに採用されました。
スエード調人工皮革 ウルトラスエード®は、超極細繊維を使用した天然スエードのような風合いと合繊素材ならではの様々な機能性を持つ先端素材です。その優れた品質・機能性は、ファッションの世界をはじめ、インテリアや産業用途など様々な分野で長年にわたり高い評価を受けています。当社は1970年の開発以降、その45年の歴史の中で、商品開発力を高め、多様な用途展開を進めて参りました。
シート等の自動車内装用途に使用する素材には、様々な耐久性能が求められます。特に鮮明な色合いをシート材等に使用する場合、鮮やかな色と色褪せに対する高い耐久性能との両立が非常に難しく、鮮明な色調が自動車内装材に使われることは限定的でした。
今回、当社が長年ファッション用途で培った鮮やかな色彩の表現力と、自動車内装用途で培った高度な染色加工技術により、「シャア専用オーリスⅡ」の専用色である独特の鮮やかなレッドと、自動車内装用途に求められる色褪せに対する耐久性能の両面を実現したことが高く評価され、採用に至りました。
東レは、今回開発した染色加工技術を用い、自動車内装向けウルトラスエード®のカラーバリエーションを拡充することで、自動車内装用途への販売拡大を目指します。
東レは、長期経営ビジョン”AP-Growth TORAY 2020″において、東レグループが目指す企業イメージのひとつに先端材料の東レを掲げています。今後も当社は、高感度・高機能なウルトラスエード®のラインアップと用途展開を拡大し、新たな価値観を社会に提案して参ります。
＜参考＞
1． トヨタ自動車「シャア専用オーリスⅡ」
2． 東レのスエード調人工皮革 ウルトラスエード®が採用されたシート
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