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米国産業用ロボットメーカー、アデプト テクノロジー社を買収【オムロン】

2015年9月16日

オムロン、米国産業用ロボットメーカー、アデプト テクノロジー社を買収
ロボット技術で「新しい省人化」を実現


※本プレスリリースは9月16日17時5分(日本時間)に米国でも同時に発表しています。


オムロン㈱(本社:京都市下京区、代表取締役社長CEO:山田義仁)と、ビジョンセンサー技術やロボット制御技術を強みとする産業用ロボットメーカー「アデプト テクノロジー社(以下:アデプト社)」(本社:カリフォルニア州プレザントン、社長兼CEO:ロブ・ケイン)」は、本日、オムロンがアデプト社を買収する契約を締結しました。

オムロンは株式公開買付を通じてアデプト社の株式を取得し、続いて合併を実施する事で、アデプト社を完全子会社にする計画です。オムロンはアデプト社の株式について、9月15日の終値から63%のプレミアムに相当する1株あたり13ドルでの購入をアデプト社の株主に提案する予定です。この価格によるアデプト社の買収額は約2億100万米ドル(1)になります。オムロンはこの買収に要する資金を手持ち現金を通じてまかなう予定です。

この公開買付は2015年9月23日(米国時間)に開始する予定です。①買い付けた株式数がアデプト社の株式の過半数に達する、②所轄当局による承認を得る、③およびその他の一般的な完了条件が満たされること、この3つを前提として2015年10月22日(米国時間)に終了する予定です。この買収は9月16日(米国カリフォルニア州現地時間では9月15日)に実施された両社の取締役会により、それぞれ満場一致で承認されました。

今回の買収に関し、オムロンの執行役員専務インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー社長、宮永裕は次のように述べています。「産業用ロボット技術に関する世界的リーダー企業のアデプト社が、オムロンの一員となることに合意したことを喜ばしく思います。この買収は、当社のファクトリーオートメーション技術の発展をさらに進化させるという戦略の一環として行うものです。買収を通じてアデプト社の技術を取り込むことで、今まで出来なかった『高度な省人化』や『人と機械の調和』を実現し事業を大きく前進させます」。

アデプト社のロブ・ケイン社長兼CEOはこれに付け加え、次のように述べています。「オートメーションの世界的リーダーであるオムロンのファミリーに加わる機会が得られたことを大変喜ばしく思います。両社の製品がシームレスに合わさることにより、世界中の製造業のお客様に統合したソリューションを提供することが可能になります」。

買収の完了後、ロブ・ケインは引き続きアデプト社の経営に携わり、オムロンの米州統括会社であるオムロンマネジメントセンターオブアメリカ会長兼社長兼CEOのナイジェル・ブレイクウェイの直属となります。

現在、世界中の製造業が、コスト削減、供給サイクル短縮、グローバルな事業運営などを追求するうえで、生産性の向上を大きな課題ととらえており、ものづくりは世界中で大きな転換期を迎えています。生産人材の不足や人件費の高騰などの社会課題を背景に、製造業における自動化のニーズが高まっており、その解決策の一つとしてロボットによる製造過程の高度な自動化があります。オムロンは強みである幅広い制御機器と幅広いオートメーション技術にアデプト社のロボット技術を取り込むことで自動車、デジタルデバイス、食品飲料等の産業のメーカーに向けた「新しいオートメーションの創造」を推進し、産業の抱える課題に応えるためのソリューションを、メンテナンスやサポートと共に提供していきます。

アデプト社は米国を拠点とする産業用ロボットメーカーのリーディングカンパニーです。製造業の多様なニーズに対応できる幅広い品ぞろえとともに、多様なロボットを制御する技術や、ロボットの目となるビジョンセンサー技術を保有していることを強みとしています。特にロボット制御技術では、高速性となめらかな軌跡制御の両方を実現する技術を持ち、ロボット性能のカギとなる繰り返し精度において、業界最速の性能を実現しています。

今回の買収は、製造業界に自動化システムを提供する、オムロンのインダストリアルオートメーションビジネスの強みであり、世界で最も充実した技術を持つ、ILO+S(インプット、 ロジック、アウトプット + セーフティ)をさらに加速する取り組みの一環です。ILO+Sと同じ制御プラットフォーム上に、コンポのR(ロボット)がシームレスかつフレキシブルにつながることで、「ILO+S+R」への進化を遂げ、顧客のものづくりの課題に応えてまいります。

(1)1米ドル=120円換算で約241億円に相当

アデプト社について

アデプト社は顧客の組み立て、取り扱い、梱包、検査、およびロジスティクス業務における精度、速度、品質、および生産性実現を可能にする、インテリジェントなロボット、自律型モバイルロボットソリューション、およびサービスの分野で世界をリードするプロバイダです。高性能モーションコントローラ、アプリケーション開発用ソフトウェア、ビジョンガイダンス技術、および自律機能を備えた高信頼性のロボットメカニズムから構成された包括的なポートフォリオを持つアデプト社は、医療、エレクトロニクス、食品、および半導体を含む高成長市場に加え、工作機械自動化や自動車コンポーネントなどを含む従来の産業分野に対し、分野ごとに特化したコスト効率に優れたロボティクスシステムとサービスを提供しています。同社の詳細については www.adept.com をご覧ください。

社  名 : 「アデプト テクノロジー社」
設  立 : 1983年(2005年にティッカーシンボルADEPとしてナスダックに上場)
事業内容 : 産業用ロボット及びモバイルロボットの開発・製造・販売
従業員数 : 170名(2015年9月時点)
売  上 : 5,420万米ドル(2015年6月期)、粗利益率 : 42.0%(同期)
所 在 地 : 本社 アメリカ カリフォルニア州プレザントン

オムロン㈱について

オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約39,000名の社員を擁し、110ヶ国以上で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。オムロン株式会社の詳細については www.omron.com をご参照ください。








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