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「充電インフラネットワーク技術ワーキンググループ」を設置【日本ユニシス】

2011年10月7日

~大阪府、チャデモ協議会と共同で技術標準化に向けた取り組みを始動~

日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、「おおさか充電インフラネットワーク(注1)」を構築する充電器メーカーやIT企業12社による「充電インフラネットワーク技術ワーキンググループ」を設置し、大阪府とCHAdeMO(チャデモ)協議会(注2)と共同で、充電インフラネットワークの技術標準化に向けた取り組みを開始します。

本ワーキンググループは、大阪府が事務局を務め、大阪発のEVイノベーションを創出する会員組織大阪EVIS(EV Innovators)内に設置されています。充電インフラネットワークを複数の企業で構築し、電気自動車(EV)ユーザーに利便性の高い充電サービスを効率的に提供するために、必要となる統一的な技術仕様を検討し、実証実験などを通じて検証を行うことを目的としています。日本ユニシスは、本ワーキンググループの幹事企業です。

このたび、本ワーキングループに、CHAdeMO(チャデモ)協議会がオブザーバーとして参画したことにより、大阪・関西発の充電インフラネットワークの技術仕様を全国に展開し、標準化に向けた活動が加速していくこととなります。

また、大阪府は、今年度、CHAdeMO(チャデモ)協議会と共同で充電インフラネットワークの実証実験や技術仕様の検証を実施予定です。

「充電インフラネットワーク技術ワーキンググループ」の概要は、下記のとおりです。

1. 活動目標

充電インフラネットワークを複数の充電器メーカーやIT企業によって構築し、EVユーザーに利便性の高い充電サービスを効率的に提供するために、必要となる統一的な技術仕様を検討し、実証実験などを通じて検証を行います。

【検討範囲】 以下の5つのサービスを中心とする。
1. ICカードを用いた利用者認証
2. 充電サービス利用データの収集と提供
3. 充電器の位置、状態情報(満空情報など)の収集と提供
4. 課金、決済
5. 外部システム連携

ワーキンググループ検討範囲 概念図

2. ワーキンググループ構成メンバー

注記

注1 : おおさか充電インフラネットワーク
EVドライバーが安心して走行できるよう、ITを活用して、メーカーや機能の異なる充電器の 充電サービスの管理や情報提供を共通化することで、携帯電話を用いた充電サービスの予約・認証を可能とするシステムです。現在、大阪府内の28基の充電器(急速充電器23基、200V充電器5基) と神戸市内の2基の急速充電器、京都市内の6基の充電器(急速充電器2基、200V充電器4基)で運用しています。(本ネットワークは、日本ユニシスが提供している「smart oasis®*」の機能で運用され、株式会社エネゲートや兼松株式会社のシステムと相互認証による連携を実現し、利用可能エリアの拡大を図っています。)

*「smart oasis」は、EVやPHVの充電インフラを利用するための利用者認証機能や課金機能および充電装置の位置情報・空き情報を提供するシステムサービスです。「smart oasis」は、「給電スタンド」「通信ネットワーク」「サービス管理システム」から構成されています。

注2 : チャデモ協議会
EVに不可欠な急速充電器の普及を推進するための中核組織です。幹事、正会員、賛助会員、オブザーバーとして、内外の394団体が参画(平成23年9月28日時点)しています。現在の会長は、志賀 俊之 氏(日産自動車株式会社 最高執行責任者)。

商標、登録商標

smart oasisは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

関連資料

ワーキンググループ検討範囲 概念図

関連リンク

smart oasis
チャデモ協議会新規ウィンドウ


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