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ソーラーカーレース参戦の大学チームへ車軸支持用セラミック軸受提供【ジェイテクト】

2015年8月27日

㈱ジェイテクトは、今年10月にオーストラリアで開催する2015ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(※1)で、王座奪回を狙う東海大学ソーラーカーチーム「Tokai Challenger」(※2)に今回も車軸支持用セラミック軸受を提供し支援いたします。
本年はまた、同大会初出場の名古屋工業大学ソーラーカー部「Horizon Z」(※3)にもセラミック軸受を提供し支援いたします。


ジェイテクトが提供する軸受は、駆動輪用軸受(インホイールモーターのモーター支持用)と従動輪用軸受(駆動しない車輪の支持用)です。
軸受の主要構成部品(ボール、内輪、外輪)についてはセラミックと特殊鋼を適切に選定することで、“軽さ”(質量を軽く、回転抵抗を軽く)を追求しています。それにより、エネルギー(動力)の損失を軽減しています。また、保持器は、材料や形状の見直しを行い、強度を向上させ耐久性を高めています。また、過酷な環境での異物の侵入を防ぎながら、回転抵抗の小さい非接触タイプのシールを採用し、信頼性を高めています。
ジェイテクトは、社内に軸受の設計や実験の担当者を中心としたソーラーカーチームを有しており、ソーラーカーの車軸に最適な軸受を自ら製作・搭載してレースに参加しています。
軸受、ソーラーカーを熟知しているジェイテクトの技で、3000kmの過酷なレースを支援いたします。


※1 ワールド・ソーラー・チャレンジ
太陽光発電で得られるエネルギーのみを使い、オーストラリア北海岸のダーウィンから南海岸のアデレードまで3000kmを縦断する世界最高峰のソーラーカーレース。1987年に第1回大会が行われ、29年目を迎える今年は第13回大会となる。

※2 東海大学ソーラーカーチーム「Tokai Challenger」
2009年に日本にとって13年ぶりにワールド・ソーラー・チャレンジにおいて、王座を奪還。2009年、2011年と2連覇を達成し、前回2013年は準優勝。
2014年にチリ開催のCarrera Solar Atacamaでは、初出場初優勝をするなど世界トップクラスの戦績を誇るチーム。

※3 名古屋工業大学ソーラーカー部「Horizon Z」
1992年に研究室でのソーラーセルの応用研究として立ち上げ、翌年より同好会として活動を開始。以後、マシン製作、チーム運営を学生自らの手で行いながら活動しているチーム。









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