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車載用リセット機能付きLDOレギュレータ「S-19311シリーズ」を発売【セイコーインスツル】
2015年8月18日
車載用リセット機能付きLDOレギュレータ「S-19311シリーズ」を発売
~新開発のTO-252-5Sパッケージにより、小型・高放熱を実現~
セイコーインスツル㈱(略称:SII、社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市)は、新開発のTO-252-5Sパッケージを採用した、バッテリー直結可能な、車載用リセット機能付きLDOレギュレータ「S-19311シリーズ」を製品化し、このほど受注を開始しました。
LDOレギュレータは、出力電圧を一定に保つよう制御するICです。新製品「S-19311シリーズ」は、高耐圧 36V動作のLDOレギュレータとリセット機能(LDOレギュレータの電圧低下を検出する機能)を1チップで実現しました。さらに新開発の小型・高放熱パッケージ TO-252-5Sを採用することで、業界標準のTO-252-5(DPAK)と実装互換可能で同等の放熱性でありながら、面積を約35%削減、高さは約半分という小型化を実現しました。なお、パッケージはさらに小型のHSOP-8Aも用意しています。
本ICは、小型・高放熱の両方を兼ね備えたTO-252-5Sパッケージにより、車載ECUの小型化に貢献いたします。主なアプリケーションは、バッテリー直結システムのマイコン電源です。
【主な特長】
1. 小型、高放熱のTO-252-5Sパッケージの採用
新開発のTO-252-5Sパッケージは、業界標準のTO-252-5(DPAK)と実装互換および同等の放熱性でありながら、さらなる小型化を実現しました。
2. バッテリー直結可能なリセット機能付きLDOレギュレータ
36V入力電圧、45V定格、動作温度125℃ max.のため高温、高耐圧が求められる環境での使用が可能です。エンジンECUに使用可能です。
3. 出力電圧/検出電圧が0.1Vステップで選択可能
出力電圧(LDO部)は3.0V~5.3Vの範囲で0.1Vステップで選択可能です。また、検出電圧(リセット機能部)は2.6V~5.0Vの範囲で0.1Vステップで選択可能です。アプリケーションに合わせて、選ぶことができます。
【主な仕様】
レギュレータ部
・ 出力電圧 : 3.0V~5.3V間において0.1Vステップで選択可能
・ 入力電圧 : 4.0V~36.0V
・ 出力電圧精度 : ±2.0% (Tj = −40°C~+150°C)
・ ドロップアウト電圧 : 120 mV typ. (5.0V出力品、IOUT = 100 mA)
・ 出力電流 : 200mA出力可能 (VIN =VOUT(S) + 1.0V)
ディテクタ部
・ 検出電圧 : 2.6V~5.0V間において0.1Vステップで選択可能
・ 検出電圧精度 : ±100 mV (Tj = −40°C~+150°C)
・ ヒステリシス幅 : 0.12V min.
・ 解除遅延時間 : 18ms typ. (CDLY = 47 nF)
全体部
・ 消費電流 : 動作時 : 60 μA typ. (Tj = −40°C~+150°C)
・ 動作温度範囲 : Ta = −40°C~+125°C
・ パッケージ : TO-252-5S(A)、HSOP-8A
・ 45 Vロードダンプ耐性あり
・ AEC-Q100進行中
【用途例】
・ 車載用電装機器の定電圧電源およびリセット回路
・ エンジン、トランスミッション、サスペンション、ABS、EV / HEV / PHEV関連機器等
【データシートURL】
http://datasheet.sii-ic.com/jp/automotive_voltage_regulator/S19311_J.pdf
【Webサイト】
http://www.sii-ic.com/jp/semicon/
この件に関するお問い合わせ先
半導体事業部 半導体営業総括部
TEL : 043-211-1193
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