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スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが3位表彰台を獲得【日産自動車】

2015年8月3日

スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが3位表彰台を獲得
~ スーパー耐久シリーズ第4戦 レースレポート ~


8月1~2日 オートポリス(大分県)
2015年スーパー耐久シリーズ第4戦「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」が大分県のオートポリスで3時間レースとして開催され、ST-Xクラスに出場した#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(星野敏/藤井誠暢/高星明誠)が3位表彰台を獲得しました。ST-3クラスでは#15「岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34」(長島正明/田中徹/田中哲也)が優勝。#195「岡部自動車ZEROSUN195Z34」(安宅光徳/小泉和寛/輿水敏明)も3位で初の表彰台を獲得しました。



全6戦で争われるシリーズも後半戦に突入となる第4戦。舞台となるオートポリスは阿蘇外輪山の中腹にあり梅雨明け間もない九州北部地方は連日気温が30℃を超え、タイヤや車両、ドライバーに大きな影響を与える大会となりました。総合優勝を争うST-XクラスにはNissan GT-R NISMO GT3が3台エントリー。日産自動車大学校とKONDO RACINGの共同プロジェクトとして参戦4年目を迎えた#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」は、プラチナドライバーの藤井誠暢とジェントルマンドライバーの星野敏、SUPER GTやF3にもレギュラー参戦している若手の高星明誠のレギュラートリオで参戦。オートポリスはNissan GT-R NISMO GT3が得意とするサーキットのひとつで、ディフェンディングチャンピオンの#1「GTNET ADVAN C-WEST GT-R」(GAMISAN/星野一樹/吉田広樹)や、#5「MACH MAKERS GT-R」(白井剛/青木孝行/藤波清斗)による上位争いにも期待が高まっていました。

気温が30℃を超えた土曜日の午後に行われた公式予選。スーパー耐久では、公式予選でAドライバーとBドライバー、2人のベストラップタイムの合算によって決勝のスターティンググリッドが決められます。Nissan GT-R NISMO GT3勢は#1 GT-Rが今季初のポールポジションを獲得。さらに#5 GT-Rも2位につけてフロントローを独占。また#24 GT-Rも5位のグリッドを獲得しました。

決勝レースは日曜日の13時24分、気温33℃、路面温度40℃という暑さのなかスタート。#24 GT-Rは朝のフリー走行時のピット作業違反により、決勝レース中にドライブスルーペナルティが課せられましたが、高星がスタートを決め3位に上がるとNissan GT-R NISMO GT3がトップ3を占めスタンドのファンを沸かせました。しかし高星は4周目にドライブスルーで順位を6位に下げることに。それでも#1 GT-Rの吉田と#5 GT-Rの藤波は、#16 BMW Z4との3台によるトップ争いを続けて周回しました。ところが19周目に#1 GT-Rは排気系のトラブルが発生して緊急ピットインし、その修復作業に手間取ることになりました。同時にトップに立った#5 GT-Rの藤波も、直後にバックマーカーと接触して足回りにトラブルを抱えピットイン。序盤に順位を落とした#24 GT-Rは、高星の走りもあり22周目には順位を3位へ押し上げました。

中盤#24 GT-Rは高星から星野に交代し、ピットインのタイミングも絡み4位へ。しかし星野も表彰台を狙う走りを見せ53周目の1コーナーで3位へ浮上。ところがその際に接触があり、藤井に交代直後にドライブスルーのペナルティを受けることになってしまいました。藤井はここから猛プッシュ。2位との距離をじわじわと縮め、終盤にはついに2位を捕らえました。しかしほぼ同時に右リアタイヤがバースト。藤井は冷静にマシンを立て直しスロー走行とはなりましたが3位を守ってチェッカー。2戦連続3回目の表彰台を獲得しました。

ST-3クラスでは、ポールポジションからスタートした#15 Z34の長島がトップこそライバルに譲るものの、2位を守って田中哲也に交代。トップを走行していた車両がマシントラブルのためにクラッシュを喫すると#15 Z34はトップに難なく返り咲きました。2度目のピット作業で田中徹に交代し順位が2位となりましたが、トップを走行中の車両が2度目のピット作業をする間に再びトップを奪ってゴール。2011年第4戦鈴鹿以来、4年ぶりのうれしいクラス優勝を遂げました。また3位には# 195 Z34が入り初表彰台となりました。

藤井誠暢(#24スリーボンド日産自動車大学校GT-R/決勝3位)
「オートポリスのS耐は3年ぶりの参戦で、3年前も霧のレースで満足な走りができなかったこともあり今回が初めてのコースという感じでしたし、僕以外のふたりはオートポリスを走るのが初めてでした。さらに金曜日はマシントラブルもありほとんど走れない状態でした。しかしそのような重苦しいレースウィークにもかかわらず日産自動車大学校の学生を含め、スタッフがすごくいい仕事をしてくれました。予選、決勝といろんなことが起きましたが、Nissan GT-R NISMO GT3のパワフルなエンジンは特に後半の上り区間で良く性能を引き出してくれましたし、タイヤのマッチングも良かったです。チームもしっかりクルマを作ってくれましたし、とても感謝しています。シリーズも2位に踏み止まれましたし、残り2戦をしっかりと走って結果を残したいですね。ファンの方々の多くの応援ありがとうございました」

長島正明(#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34/ST-3クラス決勝1位)
「複数のライバルチームにマシントラブルが起きたこともあって、助けられた感じが強いですが、田中哲也と徹、ふたりのドライバーが良く走ってくれました。本当はチームで1-2-3フィニッシュを飾りたかったのですが、1台が序盤に接触して脱落したのが残念です。この3人で優勝をしたのはZ34になって初めて。残り2戦、逆転チャンピオンを狙ってしぶとくポイント争いをしていきます」


<第4戦 ST-Xクラス>

<第4戦 ST-3クラス>

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