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車載機データをSoftLayerで解析し安全運転支援【日本アイ・ビー・エム/データ・テック】

2015年7月31日

データ・テック、車載機データをSoftLayerで解析し安全運転支援


データを自動的に送信、保管、解析するIoTのITインフラにクラウドを活用
クリエーションラインがSoftLayerの活用支援

日本IBMは、データ・テック㈱(本社:東京都大田区、代表取締役:田野通保、以下データ・テック)が本年8月1日よりサービスを開始する「SR-WEB解析システム」にIBMのクラウド「SoftLayer」が採用され、クリエーションライン㈱(本社:東京都千代田区、代表取締役:安田忠弘)がSoftLayer環境上で機能するデータベース部分の設計、構築を支援したことを発表しました。

データ・テックの主力商品は、自動車の運行データを自動的に記録するセイフティレコーダ ®(SR)という車載機器です。ドライバーは1日の乗務を終えると、車載機のデータを営業所のパソコンに読み込ませ、データ解析ソフト「安全の達人」にて運行チャート、乗務日報、指導書といった運行管理者向けのレポートや運転診断結果のレポートを作成しています。読み取りや分析を行うドライバーが集中するとパソコンが不足して待ち時間が発生してしまうといった課題があり、データを自動的に送信、保管、解析できるシステムが求められていました。

データ・テックの「SR-WEB解析システム」は、自動車の運行データである位置情報や運転結果を、通常時で10分に1回、車載機からインターネット経由で自動的にIBMのクラウド「SoftLayer」に送信、保管し、データ解析を行います。解析結果や運転診断レポートはWeb経由で表示や印刷ができるため、営業所以外のパソコンでも利用できます。これにより、ドライバーの負荷を大幅に削減できるうえ、営業所だけでなく管理部門でも解析結果を閲覧しやすくなり、より一層の効率的な配車や安全運転を支援できます。さらにデータ・テックでは車載機から得られるデータを解析し、安全運転分野以外への活用も検討していく考えです。

当初5,000台の同時接続を想定し、ピーク時でもデータの受け取りや解析がスムーズに行え、またシステム強化のため負荷分散(ロードバランシング)をし、確実なバックアップ体制の整備などに対応して、システムを構築しました。

「SoftLayer」が評価された理由は、APIの連携がしやすいこと、仮想マシンにおいて高いパフォーマンスが出ること、ネットワーク品質がよいこと、性能や価格が明確に提示されているため業務拡張に合わせたコスト試算が容易で管理しやすいことなどが挙げられます。また、「SoftLayer東京データセンター」を利用します。

当事例については、本年9月2日に開催される「SoftLayer Bluemix Summit 2015」においても紹介します。(http://softlayer-bluemix-summit.jp/


<関連情報>

当事例「車の運行データをSoftLayerに集めて解析、管理や教育に役立てる」
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