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トラック・バス用低燃費オールシーズンタイヤ 「MICHELIN XZN+ MIX ENERGY」を発売【日本ミシュランタイヤ】
2015年7月30日
低燃費性能とロングライフ性能を高次元でバランスした日本専用タイヤ
日本ミシュランタイヤ㈱(東京都新宿区、代表取締役社長:ベルナール・デルマス)は、日本の輸送事業者がタイヤに求める諸性能を高いレベルで実現することを目標に開発された日本専用トラック・バス用低燃費オールシーズンタイヤ「MICHELIN XZN+ MIX ENERGY(ミシュラン エックスゼットエヌプラス ミックス エナジー)」を8月10日より順次発売します。発売サイズは計5サイズで価格はオープンです。
「MICHELIN XZN+ MIX ENERGY」は、転がり抵抗低減、ロングライフ性能ならびに優れたグリップ性能など、輸送事業者が求めるタイヤの諸性能を高い次元で実現したトラック・バス用低燃費オールシーズンタイヤです。特にロングライフ性能において最終寿命を10%向上させています。※1
近年輸送事業者の環境負荷低減ならびにコスト削減への意識の高まりにより、タイヤには低燃費性能に大きく影響する転がり抵抗低減が求められています。一方、タイヤには転がり抵抗性能の他にもグリップ性能やロングライフ性能など様々な性能が求められています。ミシュランは、「レインドロップサイプ(自己再生する溝)」や「ダブルウェーブサイプ」などに加え、最適化された「ENERGYコンパウンド」を採用するなど、独自の技術を組み合わせることで転がり抵抗低減のみならず、事業者が第一優先にすえる安全性能や経済性に大きく影響するロングライフ性能などの諸性能も高いレベルで実現しました。
なお、ミシュランの主要トラック・バス用タイヤ同様、リグルーブやリトレッドにも対応します。
※2 サイドウォール部はデザインを表現するため色を加工しています。
「MICHELIN XZN+ MIX ENERGY」製品概要
2. 製品名
「MICHELIN XZN+ MIX ENERGY」(ミシュラン エックスゼットエヌプラス ミックス エナジー)
3. 製品の特徴
「MICHELIN XZN+ MIX ENERGY」は、低燃費性能だけでなく、ロングライフ性能も両立させることで、車両からの排出ガス量と廃棄タイヤの削減による環境負荷軽減とユーザーのコスト削減に貢献します。
また環境性能や経済性だけでなく、オールシーズンタイヤに求められるウェットグリップ性能など、安全性においても高次元でバランスさせた日本専用オールシーズンタイヤです。
タイヤに要求されるどの性能も水準以上のパフォーマンスを備え、かつ、すべてを調和させるという「ミシュラン・トータルパフォーマンス」に優れたタイヤです。
・ 最適化された「ENERGYコンパウンド」の採用で、現行品との比較で最終寿命が10%向上。※1
・ 「ENERGYケーシング」ならびに「ENERGYコンパウンド」の採用で、現行品との比較で転がり抵抗を15%低減し、省燃費性能向
上を実現。※3
・ 「レインドロップサイプ(自己再生する溝)」ならびに「ダブルウェーブサイプ」の採用で、優れたウェット性能による高い安全性を
実現。
※1 80%摩耗時における225/80R17.5 「MICHELIN XZN MIX ENERGY」との比較。
※3 225/80R17.5 「MICHELIN XJW 4+」との比較。
試験条件 : ISO式. 国際標準化機構で定められた試験方式
4. 採用技術
・ レインドロップサイプ(自己再生する溝)
レインドロップサイプとは、摩耗が進行してもタイヤのウェットグリップ性能を維持し、高い安全性を保つことを可能にするミシュ
ラン独自の先進テクノロジーです。各トレッドブロック中央部の溝底部に円筒形の通路が隠されており、摩耗末期になると隠れ
ていた通路部分が開き、ブロックの中央に新しい溝として現れてきます。
・ ダブルウェーブサイプ
ダブルウェーブサイプは、優れたウェットグリップ性能、ロングライフ性能ならびに耐偏摩耗性能を実現するためのテクノロジー
です。三次元に刻まれた隣り合ったダブルウェーブサイプにより、隣り合うブロック同士がガッチリと噛み合い、支えあいながらブ
ロック全体の変形を抑制します。そのため高い剛性を保つことができ、変形による接地面積の減少を抑えて接地圧の均等化を
実現します。路面の状況を問わず優れたトラクション/グリップ性能を発揮できるようになります。
・ ワイドトレッド
トレッド幅を最大化することで均一かつ最適な接地面を確保し、安全性とライフ性能が向上します。
・ 強化されたビードエリア
ビードエリアを強化することにより新品時はもちろん、リトレッド使用時においてもケーシングの耐久性が向上します。
・ ENERGYケーシング
サイドウォール部分の無駄な動きを抑制するため、ケーシングの形状が最適化されています。
タイヤの回転時に発生する変形による発熱を抑え、エネルギーロスを低減します。
・ ENERGYコンパウンド
最適化された「ENERGYコンパウンド」を採用することでグリップ力と転がり抵抗低減の両立を図ると同時にトレッドゴムの耐久性
を高め、幅広い走行条件での安全性とロングライフ性能を向上させています。
・ 日本専用アグレッシブトレッドデザイン
ウェットグリップ性能やウィンター性能などオールシーズンタイヤに求められる諸性能を高い次元で実現するため、トレッド部にア
グレッシブなブロックパターンを採用しています。
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