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インホイールモータシステムの実証実験を開始【NTN】

2011年9月30日

NTN株式会社(以下、NTN)は、公道において世界で初めて改造電気自動車(コンバートEV*)用のインホイールモータシステムの実証実験を、10月から静岡県磐田市で開始します。

実証実験は、磐田市が10月に設立する(仮称)磐田新産業創出協議会が取り組む「次世代自動車等に関する事業」の「コンバートEV社会実験」として行ないます。NTNが開発したインホイールモータシステムを搭載したコンバートEVを、磐田市の公用車**として、公道走行における性能、安全技術、品質などのデータを収集·分析することで、次世代EVとしての実証実験を行う予定です。

インホイールモータ方式は、モータや減速機を直接ホイールに取り付ける方式であり、次世代EVの駆動方式として注目されております。内燃機関自動車と比べると、エンジンやトランスミッション、駆動軸などが不要になり、自動車の組立や保守工数が削減されます。また空いたスペースが有効活用できるため、車体デザインの自由度が大幅に高まります。
NTNは2003年からインホイールモータの開発に着手し、実用化に向け年々改善を重ねてまいりました。今回の実証実験に用いる世界最軽量級『インホイールモータシステム』は、モータにサイクロイド減速機構やハブベアリング、センサを搭載したモジュール商品に、モータ駆動力を適正に制御するシステム(インバータ含む)を組み入れ、安全性を第一に配慮した確実で安定した走行を実現するシステムです。


*    コンバートEVとは、内燃機関自動車のエンジンをモータに、バッテリーを搭載して改造したEVのこと。
**  今回磐田市に貸与する公用車は、磐田市内でEVの開発を行っている㈱タジマモーターコーポレーションが製作。


ご参考 : 磐田市ホームページ
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shichou/kishakaiken.php


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