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アイドリング・ストップ機能向けに最も厳しい規格に適合した車載用ハイサイド・スイッチを発表【STマイクロエレクトロニクス】

2015年7月14日

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ドイツの自動車メーカーにより規定されているLV124の最も厳しい規格「コールド・クランク仕様(1)」に適合する業界初の車載用ハイサイド・スイッチを発表しました。同製品は、自動車のアイドリング・ストップ機能に最適です。

新しいVND7050AJ12およびVND7140AJ12は、市場で最も低い電源電圧(3.2V)を特徴としており、自動車のエンジン起動時にバッテリ電圧が一時的に低下した場合でも、ダッシュボードなどの重要な装置の動作を正常に保つことができます。両製品は、リレーや関連回路を置き換える小型かつ信頼性の高いハイサイド・スイッチで、競合製品よりも40%小型です。

STのVIPower技術を採用したM0-7ファミリの最新製品であるこのハイサイド・スイッチは、マルチプレクスされた電流検出診断機能を内蔵しており、負荷電流を正確にフィードバックします。さらに、CISPR 25(2) 規格を上回る、クラス最高のEMI(電磁放射)性能を提供します。これらの機能は、外付けのセンサやフィルタの必要性を最小限に抑えます。

また、M0-7ファミリの製品に共通するメリットには、待機時のバッテリの消費電流を最小化する超低暗電流、危険状態に対処するための設定可能な保護機能、および最大100万サイクルの短絡に耐えられるグレードAの堅牢性があります。M0-7ファミリの製品は、パッケージおよびピン配置の互換性を持つと同時に、チャネル当りのコストが低いため、モジュール品種間の設計標準化、拡張性および管理が簡略化されます。

VND7050AJ12およびVND7140AJ12は、現在サンプル出荷中で、PowerSSO-12パッケージ(5 x 4mm)で提供されます。複数の顧客が評価を進めており、2015年7月より量産が開始される予定です。VND7140AJ12の単価は、1000個購入時に約0.98ドルです。

(1) コールド・クランク : LV124試験モジュールE-11での、急激なインパル
  スによるコールド・スタート試験(スタート・インパルス試験)。供給電圧が最低の3.2Vまで急速に下降することを規定。
(2) CISPR : 国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)の国際無線障害特別委員会。CISPR
  25は車載用受信機器保護のためのCISPR標準です。


STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2014年の売上は74.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。


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