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オンデマンドによるリバースエンジニアリングサービス開始【丸紅情報システムズ】
2015年6月23日
丸紅情報システムズ㈱(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18 社長:伊吹 洋二)は、企業向けに製品等の立体形状を計測し3Dデータを提供する受託サービスを2015年6月23日より開始します。サービス名称は「オンデマンド・リバースエンジニアリングサービス」で、3DスキャナやX線CTスキャナで撮影・計測したSTL形式の3Dデータから、3D CADで読み込み可能な表面形状データ(サーフェースデータ)を作成し提供します。
取扱い製品のハイエンドCAD/CAM「Tebis(テビス)」や3Dスキャナ「ATOS(エイトス)」等のユーザにこれまで付属して提供してきたリバースエンジニアリングサービスをユーザ以外にもオンデマンドで提供します。企業は、実物を預けるだけで、3D CADデータを簡単に入手することができます(作成したデータは、CATIAやNX、 SolidWorks等の3D CADで読み取り・編集が可能)。 STL形式の3Dデータからのリバースエンジニアリングだけでなく、スプリングバック補正等の面データの修正も可能。3Dスキャナ、及びX線CTスキャナによるスキャンからの一括サービスも提供します(どちらもオプション)。
また、本サービスは、高品質、短納期、大型製品に対応できるのが特長です。MSYSの経験豊富なエンジニアチームは、高品質が要求される大型金型や自動車のサイドパネル等のサーフェースへの対応や、短期間で解析を実施するためのCAE(*)モデルのサーフェース作成を複数のツールを駆使しながら実行することができます。リバースエンジニアリングを実行するには3D CADの知識や経験が必要です。MSYSのエンジニアが3D CADのプロフェッショナルとして要望に応えていきます。
例えば、自動車のサイドアウターのプレス金型のリバースエンジニアリングは20時間、同様のサイドパネルのCAEモデルのリバースエンジニアリングは2時間、鋳物ケースの解析モデルであれば10時間と、短時間で作業を実施できます。
昨今、ものづくり業界では3D CADデータは必須の情報です。3D CADデータが無い場合に、3Dスキャナ等で実物形状から3D CADデータを生成していく工程がリバースエンジニアリングです。
リバースエンジニアリングの需要は幅広く、例えば、昔の製品をはじめ、現場の手仕上げ品や不具合品等で現物が手元にない場合、加工データやデザインモデルのほか、CAEでの解析モデルを作成するために、既に多くの企業がリバースエンジニアリングを自社の製品開発、製造のために役立てています。
最近の3Dブームは、3D CAD化を推進してきたメーカーの次なる3D製造化環境として、3D CADと現物をつなぐ技術としてリバースエンジニアリングの需要を急速に拡大しています。
MSYSは、プロフェッショナルの技量を求める製品ユーザをターゲットにサービスを提供していきます。サービス開始から1年間で1億円の売上をめざします。「オンデマンド・リバースエンジニアリングサービス」の価格は15万円より(税抜き、パネル短時間仕上げの場合)。
(*)Computer Aided Engineeringの略。
【オンデマンド・リバースエンジニアリングサービス Webサイト】
http://www.marubeni-sys.com/service/reverse/index.html
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力と、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が当社の強みです。ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援します。
ホームページ : http://www.marubeni-sys.com/
<製品に関するお問い合わせ>
丸紅情報システムズ㈱
製造ソリューション事業本部 計測製造ソリューション部
電話 : 03-5778-8571/8909
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