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世界初の技術を製造業の自動化にグローバル展開【豊田通商】

2015年6月4日

世界初の技術を製造業の自動化にグローバル展開
~大学発のベンチャー企業と産学連携で製造工程の自動化を実現~


豊田通商㈱(以下、豊田通商)は、立命館大学発のベンチャー企業である㈱三次元メディア(以下、三次元メディア)の第三者割当増資を引き受け、出資基本契約を締結し同社に7.1%出資いたしました。また、オムロン㈱(以下、オムロン)の100%出資子会社で、ベンチャー企業への投資を行うオムロンベンチャーズ㈱等も同社へ出資いたしました。

これにより豊田通商は、産学連携のトップランナーである立命館大学が支援する三次元メディア、およびオムロン等と共同で、世界初の技術である「3次元ビジョンセンサ」を活用した製造業の自動化を、中国市場を皮切りにグローバルに展開します。

世界の製造業向けロボット市場規模は、2013年4,200億円から2015年(見込み) 5,400億円(29%増)に拡大、なかでも中国は、2013年970億円から2015年(見込み)1,400億円(44%増) と 急速に拡大すると見込まれています。また、中国の製造業では、品質の安定化、機械化による危険工程の安全性向上など、ロボット活用による自動化のニーズがより一層高まっています。

三次元メディアは、立命館大学の教員が立ち上げたベンチャー企業です。三次元メディアが開発した三次元認識技術(3次元ビジョンセンサ)は、従来では決められた動きしかできなかったロボットが、ばら積みされた加工対象物をカメラとソフトにより自動認識するという、目と脳の役割をロボットに付加することができる世界初の技術です。

この三次元メディアの技術により、ロボット自身が判断し、人の指示なく、作業環境に応じた動きを自動化することが可能となり、生産性向上と、省人化によるコスト競争力アップ、品質の安定化、労働環境の改善・安全確保に寄与することができます。

このたび豊田通商は、三次元メディアへ出資し、グローバルネットワークを活かした市場開拓と関係会社のFA装置事業を活用したロボットシステムのパッケージ販売により、製造業の自動化を推進します。また、制御機器・FAシステム事業のリーディングカンパニーであるオムロンと共に、中国における事業拡大を推進すべく戦略的な事業展開について検討して参ります。

今後、豊田通商は、本事業を含めた中国製造業の自動化市場での売上高を、2020年に300億円を目標に事業拡大を目指すと共に、日本企業の総合力と技術力を活かし、自動化市場の拡大にグローバルに貢献してまいります。

参考資料


■ ㈱三次元メディア 会社概要


■ 豊田通商㈱ 会社概要


■ オムロンベンチャーズ㈱ 会社概要








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