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韓国における工場新設に関するお知らせ【日本精工】

2015年5月21日

日本精工㈱(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)の子会社であるNSKニードルベアリング㈱(以下、NNBH)は、韓国での工場新設を決定しましたので、下記の通りお知らせします。

設立の目的

近年、自動車生産台数の拡大に伴い、自動車用自動変速機向け軸受の需要が大きく拡大しております。さらには、自動車の低燃費化のため、自動変速機の多段化などの技術が進化しており、自動変速機の効率を向上させるニードル軸受の需要が増加しております。

自動車用自動変速機などのドライブトレイン領域は高度な技術が要求される分野です。NSKグループは技術力を活かして、韓国に生産拠点を持つ自動車メーカーなどの自動変速機の技術的進化に対応する拡販活動を進めており、高回転、小型・軽量化、低摩擦損失などの優れた機能を実現したニードル軸受の供給を通じて、自動車事業の拡大を図っております。

今後のさらなる需要拡大に対応するため、この度、NNBHは韓国でのニードル軸受工場の新設を決定しました。

概要


* : NSKニードルベアリング韓国社は、NNBHの子会社で、昌原市でニードル軸受を生産しております。

NSKグループの韓国事業について

NSKは1916年に日本初の軸受メーカーとして設立され、2016年には創立100周年を迎えます。NSKは早い時期から事業のグローバル化を展開し、1962年の米国への進出を皮切りに1960年代にはドイツ、1970年代にはブラジル及びイギリスに製造及び販売拠点を設立しております。現在では、グローバルに65工場を展開し、この内2/3の43工場が海外工場であり、2014年度の海外売上比率は66%に達しております。

韓国においては1970年代初頭に韓国ベアリング社と技術提携を結び、1987年には韓国企業との合弁で現在の韓国NSK(ソウル市)の前身である韓国精密株式会社を昌原市に設立し、電機・電子向けなどの高精度な軸受の国産化を実現するなど、韓国産業の発展に貢献してまいりました。現在では、生産拠点2ヶ所、販売拠点2ヶ所、研究開発拠点1ヶ所を展開し、品質に優れた製品を韓国のお客様をはじめグローバルに供給しております。

NSKグループの韓国事業は、海外展開の中でも最も現地化が進んでいる一例です。NSKグループは、今後も韓国での25年以上の事業運営で培った知見及び人材を活かし、お客様のお役に立つ製品を供給してまいります。



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