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AEC-Q200準拠の精密級デュアルインライン薄膜 ネットワーク抵抗器を発表、優れたESD耐力と耐湿性を提供【ビシェイジャパン】
2015年5月7日
±0.05%の相対許容誤差、0.015%の長期相対安定性を小型8ピンSOICパッケージで実現
ビシェイ・インターテクノロジー社(米国ペンシルバニア州、NYSE:VSH、日本法人:ビシェイジャパン㈱、東京都渋谷区、代表取締役社長:小澤政治)は本日、AEC-Q200準拠の精密級デュアルインライン薄膜ネットワーク抵抗器の新シリーズを発表しました。ビシェイDaleブランドの薄膜AORNシリーズは、±5ppm/℃のTCRトラッキング、±0.05%の厳しい相対許容誤差、0.015%の長期相対安定性(+155℃で1,000時間)を特長とします。高純度アルミナまたはセラミック基板上に施された窒化タンタル抵抗膜により、優れたESD耐力と耐湿性を提供します。
AORNシリーズ製品は、4個の同じ値の抵抗器(抵抗値範囲:1kΩ~100kΩ)、または同じパッケージで2組のディバイダ抵抗器(抵抗比:1:1~1:100)、の2種類の構成で提供されます。ネットワーク抵抗器は、JEDEC MS-012に準拠する、高耐久性の50mil(1.27mm)ピッチ・狭幅(0.150in:3.81mm) 8ピンモールドSOICパッケージを特長とします。製品の1抵抗素子当たりの定格電力は100mW(標準)です。
AORN抵抗器はワンパッケージに統合された構造により、複数のディスクリートSMTチップの組み合わせと比べて、より精密で、高精度分圧器、オペアンプ、バッテリー制御などの用途に最適です。主な対象製品は、車載機器、テレコミュニケーション機器、産業機器、プロセス制御機器、そして医療用機器などです。
AEC-Q200試験標準により、このネットワーク抵抗器は2kVのESD定格(>10kΩ)を満足します。また製品は-30dB以下の超低ノイズで電圧係数は0.1ppm/Vと低く、-55℃~+155℃の幅広い動作温度範囲を持っています。さらに、ASTM B 809に準拠する耐化試験に合格しており、RoHSに準拠でハロゲンフリー品です。
サンプルおよび製品は既にご提供可能で、量産時の標準納期は8週間です。
ビシェイ・インターテクノロジー社について
ビシェイ・インターテクノロジー社はニューヨーク株式市場上場(VSH)のフォーチュン1000企業で、世界最大手のディスクリート半導体 (ダイオード、MOSFET、赤外線オプトエレクトロニクス等)および受動電子部品 (抵抗製品、インダクタ、コンデンサ等) メーカーのひとつです。 同社の部品はコンピュータ、自動車、コンシューマー、通信、軍用、航空宇宙、電源、医療等多種多様な界の製品に組み込まれています。ビシェイは革新的な製品、企業買収における優れた戦術、「ワンストップショップ」サービスで、業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしています。 詳細は、ビシェイ社のホームページをご参照ください。http://www.vishay.com
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