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コンチネンタルの技術が、ハイブリッドスポーツカーの環境性能、安全性能に貢献【コンチネンタル・オートモーティブ】

2015年4月30日

*本プレスリリースは、現地時間2015年4月23日に、ドイツ・ハノーバー、レーゲンスブルグで発表した内容の参考訳です。 万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。


BMW i8の1.5リッター3気筒エンジン向け高性能ターボチャージャー
ハイブリッド車や電気自動車向けに開発された、エネルギー回生ブレーキシステム
31メートルの加熱ライン・冷却ライン
直接式タイヤ空気圧モニタリング

ターボチャージャー、エネルギー回生ブレーキシステム、タイヤ空気圧モニタリングセンサー、ステアリング システムなど、コンチネンタルは、BMW i8の新しいiモデルシリーズが環境に優しく、安全で、より快適にする、50種類以上の部品やシステムを提供しています。


効率を改善すると同時に、環境に配慮するターボチャージャー技術
BMW i8のリヤ・アクスル1.5リッター3気筒エンジン向けの高性能ターボチャージャーは、テクノロジーカンパニーであるコンチネンタルが提供しています。高効率の排気ガスターボチャージングと直接噴射を組み合わせ、最小限の燃料消費量と高性能なパフォーマンスの実現の両立が可能になります。鋼鉄製ハウジングを搭載したターボチャージャーは、優れたパワーウェイトレシオを特色とし、出力231hpを実現します。そのノイズ特性は、スポーツハイブリッド車用に設計され、1,000度を超える排気温度にも耐え、異なる負荷条件で切り替わる動的挙動は、ベンチマークの基準として定められています。

コンチネンタルのハイパフォーマンスなターボチャージャーは、スチールハウジングで、優れたパワーウェイトレシオを実現します。


ブレーキによるエネルギー回生
コンチネンタルは、ハイブリッド車や電気自動車向けのエネルギー回生をサポートするために特別に開発されたMK 100 ESCプレミアムハイブリッド・ブレーキシステムも提供しています。ブレーキ時、車両の運動エネルギーが電気エネルギーとして回収され、バッテリーの充電に使用されます。このようなブレーキに加えて、車の運転をより環境に優しく安全にするために横滑り防止装置(ABSとトラクションコントロールを含むESCシステム)もこのシステムに統合されています。

MK 100 ESCプレミアムハイブリット回生ブレーキシステムが、ブレーキ時に車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収します。

さらに、i8ドライビング・アシストや、危険な状況でのブレーキサポート(緊急ブレーキアシスト)などの安全機能だけでなく、傾斜地で車を始動する際のサポートを提供します。コンチネンタルは、ダイナミック・クルーズコントロール用アクチュエーターとのインターフェースも提供します。この機能により、たとえば下り坂の走行中などに制限速度を守ることができます。異なるドライビングモードにより、ESCが安定性を制御しながら、より余裕のあるスポーティーでダイナミックなドライビングが可能になります。

ブレーキシステムはハイブリット駆動とエンジンの両立を実現します。


パッシブセーフティー :  乗員保護と緊急サービス
コンチネンタルが提供する衝突安全システムは、歩行者保護システム圧力センサーSATellite (PPS PSAT)と呼ばれ、もともと歩行者を保護するために開発されました。このシステムは、柔軟性のある、空気で満たされたホースと、ホースの端部に取り付けられた2つの標準化された圧力センサー(PSAT)から構成されます。衝突時に発生する圧力は、車両の前面に統合されたホースにかかり、これにより、2つのセンサーが圧力を検出し、エアバッグ制御ユニットに転送される標準的な信号パターンが得られます。他の車両プラットフォームとは異なり、BMW i8では、正面衝突した場合にPPS pSATが検出する信号は、HVバッテリーを切断することにより、事故現場で主に乗員や緊急サービスを保護するために使用されます。この新しい用途は、すでに数々の賞を受賞したシステムであるPPS pSATシステムが柔軟に使用できることを表しています。


タイヤ空気圧の低下を警告するモニタリングシステム
i8には、コンチネンタル製の非常に正確な直接式タイヤ空気圧モニタリングシステムが装備されています。タイヤに装着されたバルブがコンパクトな電子システムに直接接続されています。このシステムは、車両の停止時や走行中にタイヤの空気圧と温度を測定します。つまり、タイヤの空気圧が低過ぎる場合に早期に検出し、ドライバーに警告することができ、これにより、タイヤの寿命が延び、路上での操作とブレーキ特性が可能な限り最善になるように維持され、燃料消費量も低下します。コンチネンタルは適切なセンサーを提供しています。これは、委託者ブランド生産だけに限りません。冬用タイヤのセットの場合、タイヤ販売業者はコンチネンタル製のセンサーを追加で組み込むことも可能です。

BMW i8には、正確にタイヤ空気圧をモニタリングするコンチネンタルのシステムも搭載されています。


31メートルの加熱冷却ライン
コンチネンタル製がi8に供給するホースは、その数30本以上、長さの合計が31メートルを超え、アルミ製チューブとプラスチック製チューブで構成されています。押出成形チューブおよびヒートセット・プラスチック・チューブを一貫して使用することで、重量を最小限にする上で重要な役割を果たしています。エラストマーホースが必要となるのは、唯一、ハイレベルな柔軟性がフル活用されるエンジンルームでした。コンチネンタルは、新しいプラスチックチューブをしっかりと接続するため、いくつかのクイックリリース カップリングとチューブコネクタを開発しました。自動車業界には準拠すべき規格がまだ存在しませんが、これらの製品により、チューブの壁の薄さと接続性を両立します。

ContiTechの押出成形チューブおよびヒートセットプラスチックチューブを使用することで、重量削減において重要な役割を果たしています。

全体として、コンチネンタルはBMW i8に50種類以上のさまざまな部品を提供しており、これらには、擦れ保護用のBeneron®®フォイル、ベルトスターター発電システムのVリブベルト、エンジンマウンティングシステムなどが含まれます。

ContiTechはスタータージェネレターシステムにVベルトを供給しています。








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