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日本の基幹産業集積地で最新技術を搭載したマシンを出展【アマダ】

2011年9月22日

アマダ(社長 岡本 満夫)は、9月29日から10月2日までポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催されるメカトロテックジャパン2011に出展する。出展機はファイバーレーザマシン、ベンディングマシン、複合加工旋盤、研削盤、それに切削マシン合わせて7機種、9台。中部地区の基幹産業である自動車、金型、流体機器業界をターゲットに工作機械の浸透をはかることに加え、航空機、医療、光学機器などの成長分野に金属加工機械の総合メーカーとして最新技術を搭載したマシンによるエンジニアリング・加工技術を提案する。出展スペースは出展ブース最大となる70小間。

今回の展示では出展機種ごとにテーマを設け、業種別のワーク加工を通して最新技術をアピール、難削材、特殊材へのエンジニアリング・加工技術を提案していく。

まず「複合加工旋盤」では1 スピンドル2タレット複合加工機「S-10」と同時5軸制御ターニングセンター「Mi-8」を出展。「S-10」では『自動化・工程集約の最新エコマシン提案』をテーマに掲げ、流体機器と自動車部品の代表ワークとした水栓バルブやコンプレッサ部品、マニホールドを例に、工程集約による変種変量生産や加工時間の短縮を訴求する。
「Mi-8」では『複合加工の総合技術力』をテーマに、通常6台分の加工工程を必要とするルーズコアの加工を1台に集約し、段取り換えのない精密加工をアピールする。

一方、研削盤は『スマートグラインディングソリューション』がテーマ。このテーマの
もとにグラフィカルプロファイル研削盤「DV-1」、中型平面研削盤「TECHSTER-84」の2機種を出品する。「DV-1」は金型パーツの異形状複数個の連続加工を実演、金型パンチ・ダイのプロファイル研削からといし交換まで、自動化による高効率、品質の安定をアピールする。「TECHSTER-84」では多彩なアプリケーションで平面加工から曲面加工までの加工領域を拡大した高品位研削を提案する。

切削マシンでは、『切断コストを削減するパルスカッティングの提案』をテーマに最高品質超硬バンドソーブレードAXCELA を搭載したパルスカッティングバンドソー「PCSAW-430AX」を出品、AXCELAとの相乗効果で難削材の高速・高精度、低騒音、長寿命切断を提案する。

板金加工機械からは自社開発の発振器を搭載した高速・高精度のファイバーレーザマシン「FOL3015-AJ」とベンディングマシン「HD-5020NT」を出品する。「FOL3015-AJ」はアルミの薄板で毎分100mという高速加工を実現、アルミ、真ちゅう、銅、チタンなどのほか難削材といわれる高反射材や異種材の連続加工を可能にしたもので、加工領域の拡大を提案する。また、「HD-5020NT」では、R曲げ、鈍角曲げの多い工作機械カバー部品の加工を
例に、3次元データの立体運用からの試し曲げ削減や角度センサーによる自動角度出し機能で、変種変量生産への対応をアピールする。

今回出展する切削機械と板金加工機械で、自動車産業に次いで中部地区で大型市場となっている航空宇宙産業、医療機器、光学機器、工具などをサブターゲットに、難削材、特殊材の加工提案を行う。

会場ではアマダのソリューションコンセプトである「加工領域の拡大」「変種変量生産」「エコロジー」の3つに加えて、10月から工作機械と切削機械の専門工場として稼働する土岐事業所も紹介する予定。


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