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専用の空力仕様で挑むハイスピードバトルに期待が高まる【日産自動車】

2015年4月23日

専用の空力仕様で挑むハイスピードバトルに期待が高まる
2015 SUPER GT 第2戦 – プレビュー


5月2日・3日の両日、静岡県東部、駿東郡小山町にある富士スピードウェイを舞台に、SUPER GTの2015年シーズン第2戦富士500kmレースが開催されます。新しいシーズンは、4週間前に岡山国際サーキットで開幕を迎え、東日本エリアではこれが今季初レースになります。ゴールデンウィークの風物詩ともなったSUPER GTレースの“第二の開幕戦”は多くのファンが待ち望んでいた1戦です。3月下旬にはテストも実施されており、好バトルに向けて準備万端です。



GT500新規定2年目となる本年、日産陣営は4チームで連覇に挑んでいます。ディフェンディングチャンピオンとして挑む#1 MOTUL AUTECH GT-Rの松田/クインタレッリ組がミシュランを使用し、#12カルソニックIMPUL GT-Rが安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組でブリヂストン、#46 S Road MOLA GT-Rが本山哲/柳田真孝組でミシュラン、と3チームに関しては強力だった昨年のチームパッケージングをそのまま踏襲。これはまさに「王者は騒がず、動かず」の定石通り。唯一、ヨコハマを使用する#24 D’station ADVAN GT-Rは、ミハエル・クルムがル・マン・プロジェクトに専念するためにシーズン前半はSUPER GTを欠場することになり、佐々木大樹のパートナーには去年GT300クラスにフル参戦したルーカス・オルドネス(スペイン)を抜擢、クルムはシーズン後半にはチームに合流することになっています。

開幕戦では#1の松田/クインタレッリ組がレース途中からトップを快走、ライバルを圧倒しました。残念ながらトラブルに見舞われて優勝を逃すことになりましたが、15年仕様のGT-R NISMO GT500の速さは充分にアピールすることとなりました。また、3月下旬に富士スピードウェイで行われたメーカーテストは2日間を通じてドライコンディションに恵まれ、充分に走り込むことができました。富士スピードウェイのレースでは8月の第4戦も含めて、専用の空力仕様となりますが、この空力パーツのテストメニューも着実に消化。どんな形状で出走するのか、ファンにとっては富士ラウンドの大きな楽しみとなっています。もちろんここでもライバルの動向からは目が離せません。この富士をホームコースとするレクサスRC F勢だけでなく、昨年8月の第5戦富士で優勝を飾っているホンダNSX勢も、牙を研いでいるはずです。いずれにしても、本番の予選/決勝では昨年にも増してのハイスピードバトルが期待できそうです。

一方GT300クラスでは、Nissan GT-R NISMO GT3に注目です。デビューから4シーズン目を迎え、空力の改善やブレーキの強化などで競争力が一層高められています。今シーズンはNDDP RACINGが星野一樹のパートナーにF3などフォーミュラで腕を磨いてきた高星明誠が抜擢されました。また昨年のGT300チャンピオンチームとなったGAINERからベテランのアンドレ・クートとコンビを組んで千代勝正がエントリー、開幕戦ではいきなりポールポジションを奪っています。#3 NDDP RACINGとの先陣争いに期待が高まっています。


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