日本自動車部品総合研究所を移転【デンソー】

2015年4月15日

日本自動車部品総合研究所を移転
～研究・開発体制を強化～

㈱デンソー（本社：愛知県刈谷市、社長：加藤宣明）は、研究開発体制の強化を図るため、当社のグループ会社で自動車に関連する製品の研究開発を行う㈱日本自動車部品総合研究所（本社：愛知県西尾市、社長：徳田寬）を、愛知県日進市に移転します。2016年4月から、順次、移転および施設工事を開始する予定です。

今回の移転は、デンソー基礎研究所に隣接する土地および建屋を日本電気㈱（本社：東京都港区、社長：遠藤信博）から取得するもので、既存の建物を使用するとともに、試作・実験棟および、パワトレ実験棟を新設します。今回の土地・建物の取得に伴う投資額は約60億円です。

日本自動車部品総合研究所は、排ガス低減と自動車の安全についての社会的要請に応えることを目的に1970年11月に設立されました。1985年からは、㈱デンソーとトヨタ自動車㈱の2社を出資会社として、主にパワートレイン、燃料電池、パワーエレクトロニクス、情報安全、熱システムの5分野の研究を行うとともに、先端研究を支える技術として、加工から試験・実験までを社内で行っており、今回の移転を機に、人員の増強や設備の更新を行い、研究体制の一層の強化を推進していきます。

デンソーは、基礎研究所において、次世代半導体や先端機能材料などの研究を行っています。今回、高度な計測技術や解析技術を持つ日本自動車部品総合研究所が移転、隣接することで、より連携を密にするとともに、自動車の安全性・環境性能・快適性の向上に必要な先進技術・製品の研究・開発を強化し、環境負荷と交通事故がゼロになる社会の実現に貢献していきます。