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FIA世界耐久選手権(WEC)シーズン開幕に向け万全の準備が整う【アウディ ジャパン】
2015年4月7日
● 新しいAudi R18 e-tron quattroは、エアロダイナミクス、燃費、スピードが向上
4月6日 インゴルシュタット:アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC) 2015年シーズンに、万全の準備で臨みます。WECは来る4月12日(日曜日)に英国・シルバーストーンで始まります。アウディは、2012年、2013年とこの大会を制しています。今年も同大会でシーズン初優勝を遂げるため、アウディスポーツ チームヨーストは2台の新しいAudi R18 e-tron quattroと6名の優秀なドライバーを擁し、万全の体制で臨みます。
3月末に行われたFIA主催の公式テストでは、2月のフィットネスキャンプを皮切りに共にトレーニングをしてきたチームメンバーや、数万kmにおよぶテストを重ねた新開発レーシングマシンなど、今シーズンのチームを構成するすべてが一堂に会しました。アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒは「アウディは2015年シーズンに向けた万端の準備を調えました。先日ポールリカールで行われた公式テストで、我々は今シーズン初めてライバルチーム達と対面し実力は未知数なものの、今シーズンはこれまでになく厳しい年なると考えています。我々の目標は、2012年、2013年に続く、シルバーストーン大会での優勝獲得です」とコメントしています。
アウディは、公式テストで初めて、最新世代のハイブリッド レースマシンを公開しました。最高出力410kw(558ps)のV6 TDIエンジンと、これまでの2倍にあたる4メガジュールを発揮するエレクトリック ドライブシステムを組み合わせたe-tron quattroが生み出すハイブリッドドライブは、過去最高の低燃費とパワフルな走りを実現します。大きく進化したエアロダイナミクスと新開発シャシも採用したことで、新しいAudi R18 e-tron quattroは、従来と比べ、より少ない燃料でより速いラップタイムで走行します。
数多くの改善が行われたAudi R18 e-tron quattroは、シルバーストーンでのデビューに期待を膨らませています。もとは飛行場として使われ、ハイスピードコースとして有名だったシルバーストーンですが、数多くのタイトコーナーが設けられた今日では、マシンセッティングが難しい、屈指のエンジニア泣かせのコースとなっています。Audi R18 e-tron quattroは、通称“ループ”と呼ばれる第4コーナーを1速ギヤで80km/h弱で走行しますが、その一方で“マゴッツ”セクションは7速ギヤを使い270km/h超で走行します。コーナリングスピードが大きく異なるレイアウトのため、ドライバーは、全長5.891kmのコースを1周する間に、シフトアップ18回、シフトダウン18回の合計36回ものシフト操作を行う必要があります。
4月12日の正午(現地時刻)にスタートするレースに、2012年のシルバーストーン大会優勝クルーのマルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組はゼッケン7号車を駆って登場します。このクルーは、過去3回のル・マン24時間レース優勝経験を持ち、2012年には世界耐久選手権の王者に輝いています。その翌年には、ロイック デュバル(フランス)が、トム クリステンセンならびにアラン マクニッシュと共に世界耐久選手権のタイトルを獲得しました。そのロイック デュバルは今年、ルーカス ディ グラッシ(ブラジル)とシルバーストーンがホームラウンドとなるオリバー ジャービス(英国)と共に、ゼッケン8号車で闘います。シルバーストーンからわずか130kmのバーウェルの街に住むジャービスは、FIA世界耐久選手権への年間出場は初めてとなります。
アウディにとってシーズン開幕戦は、非常に重要なマーケットである英国で開催されます。アウディの英国での販売実績は、前年比11.8%増となる158,800台を記録しました。アウディはこれまでの10年間で、英国での販売台数を2倍に増やしています。英国は、アウディにとって、ドイツ国内に次いで、ヨーロッパ圏内で2番目に大きな市場に成長しています。
アウディはシルバーストーンで、LMPレースカーによるレースで合計5回の優勝を獲得しています。そして今年のシルバーストーン大会優勝者には、選手権ポイント24ポイントの付与と合わせ、1905年から続く非常に伝統ある英国モータースポーツの栄冠である、ツーリスト トロフィーが授与されます。
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