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「自動車ヒューマンファクター研究センター」を設立【産総研】

2015年4月6日

-安全で楽しい運転の実現に向けて、ドライバーとしての人間の特性を研究-

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下、産総研という)は、平成27年4月1日より5年間の第4期中長期計画をスタートさせました。

これまでの実績をさらに発展させる形で、社会ニーズ、産業ニーズを踏まえた世界最高水準の研究成果を事業化に結びつける“橋渡し”機能を充実させるため、理事長の下に、材料分野と化学分野を統合してシームレスな研究を進める「材料・化学領域」、変化する“ものづくり”をリードする「エレクトロニクス・製造領域」、また、人と共栄する情報技術に取り組む「情報・人間工学領域」など7つの領域(5領域・2総合センター)を創設しました。

今回、その「情報・人間工学領域」の中に、「自動車ヒューマンファクター研究センター」を設立し、米国アイオワ大学から北﨑智之医学部教授を研究センター長として招へいしました。

同研究センターは、人間の行動、脳活動、生理計測技術をコア技術として、自動車を運転しているときのドライバーとしての人間の特性を解明することにより、安全で楽しく使いやすい自動車と運転支援システムを実現するための設計指針や評価技術を構築することを目指します。

近年、急速に発達したコンピューター技術により、自動車は機械の目や知能を備え、ドライバーを支援することが技術的に可能になりました。しかし、高度に情報化された自動車は、ドライバーに運転中の情報機器操作など新たな負担をもたらしています。すべてのドライバーにとって、自動車を安全で使いやすく、運転していて楽しいものにするためには、高齢ドライバーを含めたさまざまなドライバーの認知特性や運転行動特性を解明して、自動車を人間に適合させることが重要です。

自動車ヒューマンファクター研究センターでは、特に、超高齢社会に対応した高齢ドライバーの認知特性の理解と支援技術、開発が進められている自動運転車の安全性のための新しいインターフェース技術、さらに自動車のある快適で豊かな生活を実現するための運転意欲・感性技術の開発を行います。産総研の橋渡し機能を発揮することにより、多くの企業や大学・研究機関とも連携して、安全で楽しく使いやすく、より快適な自動車の実現に向けて研究開発を実施していきます。



7つの領域とその中に設置された研究センター








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