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NOxセンサーが大河内記念生産賞を受賞【日本ガイシ】

2015年3月23日

日本ガイシ㈱(社長:大島卓、本社:名古屋市)は本日、「厚膜積層型ジルコニアNOxセンサの開発と実用化」について、公益財団法人大河内記念会から第61回(平成26年度)大河内賞の「大河内記念生産賞」を受賞しました。


大河内賞は財団法人理化学研究所3代目所長・大河内正敏博士の遺志を受け、大河内記念会が日本の生産工学、生産技術の研究開発、高度生産方式の実施などに関する顕著な功績に対して表彰するもので、産業界の表彰としては極めて名誉ある賞です。「厚膜積層型ジルコニアNOxセンサ」は、当社が世界で初めて開発、実用化した車載用高精度Nox(窒素酸化物)センサーで、その独自性・先進性とクリーンディーゼル車の普及に大きく貢献した功績が認められました。当社の大河内賞受賞は、2004年に東京電力株式会社と「電力貯蔵用ナトリウム-硫黄電池の開発と実用化」について「大河内記念生産特賞」を受賞したのに続き2回目です。

NOxセンサーは自動車の排気管に装着され、排ガスに含まれるNOx濃度をppm(100万分の1)レベルの高精度でリアルタイムに測定できる製品です。排ガス中のNOx濃度を検知して、排ガス浄化装置の制御やその故障診断に使用されます。

自動車の排ガス規制は世界的に強化されており、特にディーゼル車については、粒子状物質(PM)に加えて、NOxの排出規制も一段と強化されつつあります。当社はこれまでに培ったセラミック技術を駆使して、ジルコニアセラミックスを独自の形状に成形、積層した素子を用い、厳しい排ガス規制に対応可能な車載用高精度NOxセンサーを開発、実用化し、低燃費でクリーンなディーゼル車の実現に大きく貢献しました。クリーンディーゼル車は規制の厳しい日米欧で普及が進んでおり、今後は規制強化が予想される新興国での普及も期待されています。

当社はNOxセンサーのリーディングカンパニーとして、今後も拡大を続ける需要に対応する供給体制を整え、大気環境の保全に貢献していきます。








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