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Audi Sport、2015年シーズンを始動【アウディ ジャパン】
2015年3月23日
● アウディ、今年のモータースポーツ計画を発表
● 新しいアウディモータースポーツ 開発拠点を初公開
3月19日 インゴルシュタット/ノイブルク:アウディスポーツの2015年シーズンが、ノイブルクにオープンしたモータースポーツ開発センターでのイベントを皮切りに、公式に始まりました。中国とロシアを含む12の国々から訪れた約70名のメディア関係者に、新設された開発拠点が公開され、同時に初めてLMP、DTM、GTならびにアウディスポーツTTカップからなるアウディのレーシングプロジェクトが同時に発表されました。
アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒは、「今年は、これまでになく多くのスケジュールをこなさなければなりません。ここノイブルクにモータースポーツ開発センターが新設されたことで、私達は最高の条件を手に入れました。新しい環境のもとで、我々は快適に作業を進めています。特に、今シーズン向けのレーシングカー組み立てを始めた数週間前から、アウディスポーツやパートナーチームのメカニックは、最適な作業環境の重要性をあらためて認識しました」とコメントしました。
この日、ル・マン24時間レースとFIA世界耐久選手権(WEC)に向けてアウディスポーツが開発している新型R18 e-tron quattroが初めて公開されました。アウディスポーツLMPプロジェクトリーダーのクリス レインケは「4年連続でル・マン24時間レース優勝を獲得するため、数多くのことに焦点を当てて開発してきました」と語りました。
またDTM用マシンAudi RS 5 DTMの開発は、LMPマシンのそれを凌ぐ忙しさとなりました。アウディスポーツDTMプロジェクトリーダーのディエター ガスは「昨シーズンの第3戦目にようやくホモロゲーションを獲得したマシンなので、オフシーズンの間に充分な開発時間を持てませんでしたが、それでも我々は非常に細かな部分にも注意を払いながら、ポテンシャルを最大限高められるように作業を進めてきました」とコメントしています。
5月に行われるニュルブルクリンク24時間レースに向けて、インゴルシュタットからノイブルクへの移転が強く望まれていたアウディのカスタマースポーツ部門からは、完全に新しい2台のレーシングカーが登場しました。アウディスポーツ カスタマーレーシング責任者のロモロ リブチェンは「ジュネーブで大々的に発表されて以来、大きな期待を寄せられている新型Audi R8 LMSの実力を、サーキットで証明する時が来ました」とコメントしています。
チームフェニックスレーシングとWRTが、それぞれ2台の新型Audi R8 LMSで、ニュルブルクリンクとスパフランコルシャンの24時間レースに挑みます。VLN耐久選手権とブランパン耐久シリーズでも、アウディスポーツ カスタマーレーシングによるテスト参戦が計画されています。
アウディのGTプログラム サポートチームは、5月初旬のホッケンハイムでDTMフェスティバルの一部として開催される、新しいアウディスポーツTTカップの初代優勝者誕生を待ちわびています。同プロジェクトリーダーのロルフ ミシェルは「現在、1週間に5台のハイペースでレーシングカーを組み上げています。まだ初レースが行われる前の段階ですが、それでもアウディスポーツTTカップへの期待と反応は非常に大きく、私は既に素晴らしいレースが展開されることを確信しています」とコメントしました。
アウディスポーツTTカップは、LMP、DTM、GTレーシングが行う“アウディスポーツ ウォームアップ”の各会場でのテストイベントが決定しており、現時点でのプロジェクト最優先事項は、あと数日のうちに総数35台のマシンを完成させることとなっています。
各カテゴリーは、3月25 – 27日にエストリル(ポルトガル)で行われるDTMの公式テストを皮切りに、3月27・28日にポールリカールで行われるWECの公開テスト、そして3月28日に新型Audi R8 LMSのデビュー戦となるVLN開幕戦(ニュルブルクリンク)と、次々に今年最初の活動を控えています。
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