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公道でも使用できるレーシングカー:ニュー911 GT3 RSの予約受注を開始【ポルシェ ジャパン】
2015年3月3日
ポルシェ ジャパン㈱(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、現在考えうる最高のモータースポーツテクノロジーが導入され、911 GT3を上回る性能を備えた高性能スポーツカー、ニュー911 GT3 RSの予約受注を、2015年3月23日(月)より全国のポルシェ正規販売店にて開始いたします。
ポルシェは、ジュネーブモーターショー2015プレスデイ初日の本日、3月3日に行われるプレスカンファレンスにてワールドプレミアを果たしたニュー911 GT3 RSで、再びロードゴーイングスポーツカーとレーシングカーとの間の壁を打ち破ります。これは、現在考えうる最高のモータースポーツテクノロジーが導入された普段の街乗りにも使用できる公道仕様の911で、駆動システム、エアロダイナミクス、および軽量構造に対する大幅な変更によって911 GT3を上回る性能を備えています。ニュルブルクリンクの北コースにおけるラップタイムは、スーパースポーツカー、カレラGTの7分29秒という歴史的なラップタイムを上回る7分20秒を記録しています。911 GT3 RSは、再びクラスのベンチマークを確立する最高の性能を備えた車としてデビューします。
ニュー911 GT3 RSの卓越した性能の基盤となっているのはモータースポーツからフィードバックされたノウハウです。最高出力500PS(368kW)、最大トルク460N・mを発生する4リッター6気筒エンジンは専用に開発されたPDKと組み合わされています。このエンジンは、911シリーズのダイレクト・フューエル・インジェクション自然吸気エンジンとしては最大の排気量とパワーが与えられ、0 – 100km/h加速タイムは3.3秒、0 – 200km/h加速タイムは10.9秒となっています。燃料消費量(NEDC複合)は12.7リッター/100kmです。従来のマニュアルトランスミッションのクラッチに相当する「パドルニュートラル」クラッチ解除機能や、ピットスピードスイッチによる速度制限機能などによって、モータースポーツ用としてもカスタマイズされています。これらの機能によって、ドライバーは車両の挙動をコントロールすることができると同時に、サーキット走行ではいっそう高度なアシストを受けることができます。
ニュー911 GT3 RSはインテリジェントな軽量構造のマスターピースです。ルーフに初めてマグネシウムが使用され、カーボンファイバー製エンジンフードとフロントリッド、および代替素材によるその他の軽量コンポーネントによって、911 GT3より約10kg軽量化されています。さらに、軽量ルーフによって重心が下がり、横方向のダイナミクスがいっそう改善されています。911ターボから譲り受けたボディとRS専用エアロパーツによって、レーシングカーに極めて近いレベルとなっています。路面近くまで伸びているフロントリップスポイラーと大型のリアウイングが際立つ外観を強調しています。
クラシカルな空冷911のラゲッジコンパートメントリッドの溝をスタイリッシュに模した30cm幅の目立つ溝が、2つの主要な軽量コンポーネントであるCRFPエンジンフードとマグネシウム製ルーフの中央にかけて広がっています。もうひとつの特徴が、純粋なレーシングカーと同様にフロントフェンダー上部にかけて広がるホイールアーチ上のユニークなエアエグゾーストベントで、これによってフロントアクスルのダウンフォースがより大きくなります。
ニュー911 GT3 RSのシャシーは最高のドライビングダイナミクスと精度を備えます。リアアクスルステアリングと電子制御リアディファレンシャルを組み合わせたポルシェ・トルク・ベクトリングプラスが俊敏性とダイナミクスを改善し、よりワイドなフロントとリアのトレッドが、911 GT3を超えるロール安定性をもたらします。
さらに、911シリーズで最もワイドなタイヤが標準で装着されており、その結果、メカニカルグリップが改善され、より高速でコーナーを駆け抜けることができます。
アルカンターラによるインテリアは、現行の911 GT3をベースにしています。主要な新装備であるフルバケットシートは、918スパイダーのカーボンファイバー製フルバケットシートをベースにしています。標準装備されるクラブスポーツパッケージには、フロントシート後方に装着されるボルト固定式のリアロールケージ、バッテリーマスタースイッチ用部品が含まれ、6点式運転席シートベルトや消火器とそのブラケットも別途用意されます。
ニュー911 GT3 RS希望小売価格 (2015年3月23日より)
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