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省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)で経済産業大臣賞を受賞【デンソー】
2015年1月19日
㈱デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催し、優れた省エネ活動や、技術開発などによる先進型省エネ製品などを表彰する「省エネ大賞」(製品・ビジネスモデル部門)において、最高位である経済産業大臣賞を受賞しました。省エネ大賞の授賞式は、1月28日(水曜日)に東京ビッグサイトで行われます。
デンソーは、2020年に向けた長期方針として掲げた「地球と生命を守り、次世代に明るい未来を届けたい」をテーマに、省エネ技術・製品や、環境保全に関するさまざまな取り組みを行っています。今回の省エネ大賞受賞製品は、日野自動車㈱(以下、日野)とデンソーが共同開発した大型トラック用電動式冷凍システムです。当製品は2014年2月に発売された「日野プロフィア」に搭載されています。
冷凍車は通常、冷凍機専用に追加搭載したサブエンジン、または車両走行用のメインエンジンによりコンプレッサーを駆動しますが、今回共同開発した電動式冷凍システムは、ハイブリッドシステムを応用し、走行時に効果的に発電、または回生したエネルギーを冷凍機用電動コンプレッサーの駆動のみに使用します。これにより、冷凍機用コンプレッサーを駆動するためにエンジンを稼動させていた分の燃料消費量とそれに伴うCO2排出量を大幅に低減することが可能になります。電動式冷凍システムでは、サブエンジンを搭載した冷凍機と比較して冷凍機駆動に必要な燃料消費量の64%を効率化することができます。
デンソーは、省エネルギー活動を環境問題の優先活動と位置づけ、省エネルギー活動に全社一丸となって取り組む姿勢が評価されて、09年度に組織部門(09年度当時表彰制度)、11年度には、「必要な時に必要なだけエネルギーを使用・供給する」を目指したエネルギーJIT(ジャスト・イン・タイム)活動において事例部門で経済産業大臣賞を受賞。製品・ビジネスモデル部門では、01年度の自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機(通称:エコキュート)の受賞から13年ぶりとなる受賞で、近年において3つの部門にて最高位となる経済産業大臣賞を受賞することができました。
今後も全社で徹底した省エネ活動に取り組み、地球の環境保全に貢献していきます。
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