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成長戦略の一環でモジュール化新商品第一弾を発売【日野自動車】

2015年1月16日

多様な市場要望に応える車をモジュール化によってリードタイム短く提供


日野自動車㈱(以下、日野)はこのたびインドネシアにおいて、中型トラックの新モデル発表会を行いました。この新型車は、日野がかねてより開発を進めていたモジュール化による市場適格車の第一弾として、インドネシアに導入したものです。また、新モデルの生産が海外で最初に立ち上がるのは、初めてのことです。
インドネシアでは、既に30年以上にわたり、お客様に日野トラック・バスをご愛用いただいてきました。2010年に導入した市場適格モデルの小型トラックの販売も順調に伸ばし、近年では日本に次ぐ販売規模となっています。今回、中型トラックのうち主要車型のモデルチェンジによって、中型トラックのお客様にも、これまで以上に用途や積み荷に合った車両をご提案していきます。また、トータルサポートの充実と併せて、お客様のアップタイム最大化とライフサイクルコストの最小化に、引き続き取り組んでいきます。

日野は、2012年4月に公表した中期経営計画で掲げた成長戦略のための施策のひとつとして、モジュール化による市場適格車の開発を進めてきました。商用車は、お客様がビジネスに使う資本財であり、積み荷や用途が多種多様であることから、車型の設定数が多くなる一方で1車型あたりの台数は少なく、いわゆる多品種少量生産となるのが特徴です。また、車型が増えるに従い部品の種類も増える傾向にあります。
そこで、日野では、モジュール化の考え方を採用して開発を行い、基幹部品であるコア部品と、お客様要望に応えてカスタマイズするための周辺部品に分け、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産する一方、周辺部品を中心に現地調達を増やすことで、市場ごとに異なる多種多様な適格モデルを、お客様の近くで作り分けることにしました。これにより、お客様にとって最適な車を、より短いリードタイムでお届けすることが可能になります。モジュール化思想に基づく中型トラックは、インドネシアに続き、今後数年間で、各地域・市場ごとにその地域・市場に適格化して、導入先を広げていきます。

また、新しい考え方での車づくりと並行して、それを支える生産体制についても、同じく中期経営計画で掲げたとおり、グローバルに最適化すべく、取り組みを進めています。

日野はこれからも、各地域のお客様との絆を強めながら、市場やお客様ニーズに合った商品とサービスの提供を通じて、お客様のビジネスのお役に立てる、お客様に選ばれるブランドであり続けたいと考えています。








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