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最新世代コラム式電動パワーステアリングを欧州および中国の自動車メーカー向けに提供開始【TRW】

2014年10月31日

米国ミシガン州リボニア(2014年10月27日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は、第3世代のコラム式電動パワーステアリング(EPS CD)を、欧州および中国の2つの主要プラットフォーム向けに提供開始したことを発表しました。
TRWの第3世代EPS CDは、欧州では、フォルクスワーゲンのポロ、UPおよびe-up、アウディのS1、シュコダのラピッド、スペースバック、ファビアおよびシティーゴー、フィアットの500L、中国ではGACフィアットのビアッジオに採用予定となっています。
これらのプラットフォーム向けの年間生産量は100万ユニットを超える予定です。

TRWの第3世代EPS CDは、モジュール式の拡張性に優れたアーキテクチャを基盤に構築されているため、パッケージングやデザインの自由度が高く、幅広いアプリケーションに対応でき、ライフサイクル全体を通じたコスト削減の実現につながります。

TRWのステアリング・エンジニアリング担当副社長のダーク・ケッセルグルーバー(Dirk Kesselgruber)は次のように述べています。
「グローバルプラットフォーム向けにモジュール化技術を導入したいという自動車メーカーが増えていることから、TRWではこうしたニーズに応えるべく、第3世代EPS CDを開発しました。モジュール化により、大規模なデザイン変更をすることなく、代替となるモーター、ECU、その他の主要構成部品に対応することができます。
さらに、市場投入までの期間を短縮し、構成部品の再利用ができるというメリットも提供しています。モジュール設計によって、様々な地域で求められる要件に合わせて製品をカスタマイズし、世界中の顧客の多様なニーズに応えることができるのです。
加えて、TRWの最新型EPS CDは、コスト面と環境面において明確なメリットを提供できます。従来の油圧式システムと比較した場合、100km当たり0.3~0.4リットルの燃費節減、二酸化炭素排出量では1km当たり約7~8グラムの削減が可能となります」。

TRWでは、操舵力のサポートが必要な時のみ動力を消費する2種類の電動パワーステアリング(EPS)システムを提供しており、あらゆるプラットフォームに対応しています。1つはステアリングコラムに搭載するコラム式電動パワーステアリングで、もう1つはベルトドライブとボールナットのメカニズムによってラックに直接アシストパワーを加えるベルトドライブ式電動パワーステアリングです。TRWは2001年にEPSシステムの生産を開始し、世界全体におけるこれまでの生産台数は2,600万ユニット超となります。


TRWについて
TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め24カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約65,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2013年度の売上高は174億ドル。
日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。

*本リリースは、10月27日(現地時間)に米国ミシガン州リボニアで発表されたリリースの日本語版です。







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