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【最前線コラム UP!】シミュレーション技術を活用した材料の音響特性開発

1.はじめに
製品の付加価値の一つとして自動車などの輸送機器からOA機器や家電製品など,身の回りの機器にいたる様々なものに静粛性が求められるようになってきてい る。静粛性を高める方法には「吸音・遮音」などがあり,これらの用途に用いられる材料は音響材料(あるいは防音材料)と呼ばれている。
一方,日東紡音響エンジニアリング㈱では音響材料特性の委託試験や開発のコンサルティングサービスを提供している。そのコンサルティング実績からも,マー ケットに投入された新しいコンセプトの音響材料からも一般的に言えることであるが,音響材料として扱うことができる材料が,従来の無機系材料から有機系材 料に確実に広がってきていると言えるだろう。


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